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【プロ野球】

大谷先発、全球種で勝負 きょう日米野球最終戦

2014年11月18日 紙面から

移動日にただ1人練習した侍ジャパンの大谷=札幌市内のファイターズ室内練習場で(竹村和佳子撮影)

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 日米野球は18日に最終戦となる第5戦が札幌ドームである。3勝1敗で勝ち越しを決めている日本代表は大谷翔平投手(20)=日本ハム、米大リーグ(MLB)オールスターチームはシューメーカー投手(28)=エンゼルス=が先発する。両チームは17日、第4戦までを戦った東京から札幌へ移動した。20日には沖縄セルラースタジアム那覇で親善試合が開催される。

 日米野球の最後は、日本が誇る最速男が締める。大谷は、チーム便より一足先に札幌へ移動。第5戦に備え、ファイターズ室内練習場でただ1人汗を流した。約20分間のランニング、10分間のキャッチボールの後はブルペンに入り、変化球を交え35球で最終調整。「自分の仕事を精いっぱいできれば、打線が打ってくれると思う。最後なので何とか勝ちたい」と、勝利への意気込みを語った。

 中継ぎとして代表デビューを果たした初戦とは、がらりと投球スタイルを変えていく。前回は最速159キロと大台に届かなかったものの、12球中10球がストレートという真っ向勝負で、1イニングを三者凡退に打ち取った。だが「今度は先発なので、使える球種は全部使って試合をつくりたい」と、硬軟織り交ぜてメジャー打者のイメージを裏切るつもりだ。

 とはいえ、日本最速162キロの速球も「自分の持ち味。先発なので難しいとは思うが、これまでも球宴の時以外は意識していなかった」というから、メジャー相手に力が入れば、最速更新も夢ではなさそうだ。

 この日、日本ハム球団から「第9回速玉賞」を受賞することが発表された。同賞は、勝負事やスポーツの神として知られる、和歌山県の熊野速玉(はやたま)大社にちなんで、新宮市商工会議所青年部が2006年に創設した賞で、過去にはクルーンや松坂大輔、昨年は広島・前田健太が受賞している。受賞を聞いた大谷は「光栄です。もっと持っている以上のものを出して行ければ」と励みになった様子。世界遺産の神も認めた(?)速球を、メジャーリーガーに見せつける。 (竹村和佳子)

 

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