2013年4月10日水曜日

2.10にアップデートしたPSVitaのストリーミング再生機能を検証する

4/10から提供が開始されたPSVita システムソフトウェアアップデート v2.10において、更新内容の中に「ブラウザ上での動画のストリーミング再生に対応」というものが含まれています。
どのような動画が再生できるのか検証してみたいと思います。

・HTML5のVideo要素がサポート

HTML5への対応状況を確認できる「HTML5Test.com」を2.10のブラウザで開いたところ、スコアは284ポイント+ボーナス4ポイントとなりました。
 2.00で大規模なHTML5対応が行われた際にスコアは240台まで上昇していたようなので、今回のスコア上昇分はVideo要素のサポートによるものと思われます。
Video要素で再生可能なコーデックはH.264のみがサポートされ、PCやモバイル端末のメジャーなブラウザがサポートしているWebMやOgg Theoraは未対応となっています。


・ストリーミング再生は専用画面で

808.dkで公開されている、H.264形式の動画がHTML5で埋め込まれたサンプルページをPSVitaのブラウザで開くと、再生を開始しようとした時点で専用の再生画面が開きました。
公式サイトではストリーミング再生にはメモリーカードが必須とされているので、YouTubeやニコニコ動画のアプリと同じくこの段階でメモリーカードに動画がキャッシュ保存されているようです。

また、この他にもYouTube(専用ページからHTML5プレイヤーを有効にした上で)とDailyMotionで動画が再生できることを確認しました。

・Flashコンテンツは再生不可

一部のユーザーからは対応が望まれているFlashコンテンツですが、今回のアップデートでは対応されていません。
(Adobeがモバイル端末向けFlash Playerの開発を打ち切っているため、当然ではありますが)


・まとめると…

今回のアップデートによるストリーミング再生への対応は以下のようになります。
・再生可能な動画はHTML5+H.264で公開されているもののみ
・再生はページ内ではなく専用画面、メモリーカード必須
・Flashコンテンツは従来と変わらず再生不可

0 件のコメント:

コメントを投稿