クロマグロ:保護強化へ国際圧力…「絶滅危惧種」指定

毎日新聞 2014年11月17日 21時57分(最終更新 11月18日 03時36分)

クロマグロの漁獲量の推移
クロマグロの漁獲量の推移

 熱帯、温帯海域に広く分布する大型のマグロ類で、本マグロとも呼ばれる。最高級の食用魚として知られ、すしネタや刺し身として広く流通している。日本沿岸を含む太平洋に生息するものは太平洋クロマグロ、地中海を含む大西洋に生息するものは大西洋クロマグロと呼ばれる。

 国内流通するマグロには比較的価格の安いメバチやキハダ、缶詰として使われるビンナガなどの種類もあり、最高級種のクロマグロの流通量は全体の5%程度だ。

 クロマグロは、乱獲が進んで資源管理が課題となり、日本近海を含む中西部太平洋、東部太平洋、大西洋の各海域ごとに国際委員会が設置され、将来の資源量を増やすための未成魚の漁獲量規制などの議論が進んでいる。

最新写真特集