[PR]

　１１日午前１１時２０分ごろ、前橋市日吉町１丁目の民家で、住人の無職小島由枝さん（９３）が頭から血を流して倒れているのを、市内の別の場所に住む長女（６７）が訪ねて発見し、１１０番通報した。室内に荒らされた形跡があり、群馬県警は強盗殺人事件として前橋署に捜査本部を設置した。

　捜査本部によると、小島さんは一人暮らし。連絡が取れないため不審に思った長女が家を訪ねて見つけた。小島さんは布団の上で仰向けに倒れ、仏壇や洋だんすに物色された跡があったという。被害品は特定されていない。居間の掃き出し窓が無施錠だったという。

　現場は上毛電鉄中央前橋駅から北に約６００メートルの住宅街。住民によると、小島さんは近所を散歩したり、地域の行事に参加したりと元気な様子だったという。