トップページ国際ニュース一覧TPP米代表 事務レベル協議継続の方針
ニュース詳細

TPP米代表 事務レベル協議継続の方針
11月18日 10時57分

アメリカのフロマン通商代表は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、早期の交渉妥結を目指して、今後数か月間にわたって事務レベルの協議を続けていく方針を明らかにしました。

フロマン通商代表は17日、アメリカの首都ワシントンで講演し、今月、中国の北京で行われたTPPの会合について「とても実りが多かった」と述べて、改めて成果を強調しました。
そのうえで、年内の大筋合意が見送られたことを踏まえ、「今後数か月間は、交渉を進めるために首席交渉官や実務者レベルの協議を計画している」と述べ、早期の交渉妥結を目指して今後数か月間にわたって事務レベルの協議を続けていく方針を明らかにしました。またフロマン代表は、TPP交渉と並行して各国との間で続けている2国間の協議について、日本の農産物や自動車分野で大きな前進があったとしながらも「依然、対立する問題がいくつかある」と述べて、各国との協議を重ねていく考えを示しました。
さらにフロマン代表は、今月4日のアメリカの中間選挙で野党・共和党が勝利したことを受けて、「貿易は、大統領と議会が協力できる分野だ。近いうちに前進できるだろう」と述べ、通商交渉でアメリカ政府の交渉権限を強める法案の審議が進展することに期待を示しました。

関連ニュース

k10013281881000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ