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 民主党の仙谷由人(せんごくよしと)・元官房長官(68)が次期衆院選に立候補せず、政界を引退する意向を固めた。党徳島県連の高井美穂代表に伝えたという。18日夜にある県連の緊急幹事会後に記者会見を開き、正式表明する見通し。

 仙谷氏は7選をめざした2012年の衆院選(旧徳島1区)で落選した。次期衆院選から徳島県内の小選挙区が3から2に減ることから、旧1区の仙谷氏と旧3区の仁木博文・前衆院議員(48)のどちらが新1区から立候補するか協議していた。高井氏によると、仙谷氏は15日の仁木氏との会談後、政界引退を高井氏に伝えたという。

 仙谷氏は1996年の旧民主党の結成に参画した中核メンバー。2009年の政権交代後に発足した鳩山内閣で行政刷新相、国家戦略相、菅内閣では官房長官を務めた。