大内奏
2014年11月18日11時21分
トヨタ自動車は18日、燃料の水素に空気中の酸素を反応させてできた電気で走る燃料電池車(FCV)の「MIRAI(ミライ)」を12月15日に発売すると正式発表した。消費税込み723万6千円。国は1台202万円の補助金を出す方針で、実質的な購入負担は約520万円になる。FCVの市販は世界初となる。
ミライは4人乗りのセダンタイプ。水素を約3分間で満タンにでき、一回で約650キロを走れる。燃料を補給する水素ステーションが整備される東京、名古屋、大阪、福岡の4大都市圏を中心に、年400台の販売を見込む。すでに官公庁などから約200台の受注があったという。
加藤光久副社長は「ミライは(ハイブリッド車の)プリウスをはるかに超えるイノベーションの幕開けだ」と話した。
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