映画「幸福の黄色いハンカチ」「網走番外地」などで知られ、日本映画界を代表する俳優の高倉健さんが10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため、東京都内の病院で死去した。83歳だった。
所属事務所が報道各社に送付したファクスによると、健さんの最期は「生ききった安らかな笑顔でございました」といい、「病名 悪性リンパ腫 『往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし』 83歳の命を全う致しました」と報告した。
故人の遺志により、すでに近親者で密葬を済ませており、「今は、お一人おひとりの心の中に宿る故人の笑顔に、静かに祈りを捧げて戴けますことを願っております」と綴っている。