ビットコインでアマゾンの商品が20%引きで購入できるサイトができた。
ビットコインのミートアップにいったとき、ビットコイン・ジーザスのロジャー・ヴァーが、開口一番、
「アマゾンで20%オフで物がかえるぜ! 信じられるか! まだやってないのか、いますぐ試してみろよ!」
と熱く語っていた。ブログに書くと約束したので、紹介しよう。
Purse.ioは、ビットコインをつかってアマゾンの商品を割引で購入できるというサイトである。
仕組みは、シンプルで、買いたいものをアマゾンの「ほしいものリスト」に登録しておく。たとえば、私のほしいものリストには、いくつかの商品を登録している。ほしいものリストというのは、これをみた他人が、これを本人のために買ってあげてプレゼントできるという機能である。
Purse.ioではこれを利用している。リストをPurse.ioに登録しておくと、世界の誰かが、リストの商品を買って、プレゼントしてくれる。
このままでは、プレゼント主にとって何の得にもならないが、実際は私がその人にビットコインを支払うことになっている。間接的にではあるが、ビットコインをつかってアマゾンで買い物ができるというわけだ。
なんでリストをつかうとかめんどくさいことをしているのか?どうして、それで20%オフになるのか、という疑問がわくが、そこがビジネスモデルの肝だ。
実は、ビットコインで支払う場合、ディスカウントを要求できる。1000円のものを買ってもらうのに対して、800円分のビットコインを支払うだけでよい。20%安く購入できるのだ。
この画面がその設定画面だ。ためしに、トータル8000円程度の物をほしいものリストにのせた。co.jpのほしいものリストでもちゃんと機能している。
ビットコイン建てで、175mBTC。これに20%のディスカウントを要求して、実際に私がはらうのは、143mBTCだ。(この143mBTCはデポジットとして、このサイトの財布に事前に入金しておく)
さて、このディスカウントはどこからもたらされるのか?
どうやら世の中にはアマゾンのギフト券をいろいろ持っていて、それを現金化したいという需要があるようなのだ。そういうひとがギフト券で他人のほしいものを買ってあげて、ビットコインを得ると。
そのほかにも、世界中には取引所などがなかったり認証が面倒で、なかなかビットコインが買えない人もいる。そういうひとでも、アマゾンでカード決済さえできれば、間接的にビットコインが手に入る。実際に、ビットコインATMなどの手数料が10%~20%くらいとかんがえると、無茶な対価ではないかもしれない。
このディスカウント率は、ユーザー側で設定できる。20%はかなり高い対価だが、それでも購入者があらわれているとのことだ。なお、10%以下に設定した場合、24時間にかならず買われるということをPurse.ioで保証しているようだ。これはそもそもPuerse.ioが乗っけている最低マージンが10%だからだろう。
とにかく、いろいろなことを思いつくものである。今後はこれをつかって20%引きのショッピングを楽しもうと思う。
欲しいものリストには、アマゾンギフト券も登録できる。取引所でビットコインを買い、即座にここでギフト券に変えてしまえば、自動的に20%程度お金が増える。とんでもないアービトラージだ。すごすぎる。
<実際に成功した事例>
があるのか?ということだが、ビットコインコミュニティのユーザーが、30%引きでの購入に成功したようだ。1万円程度の買い物だったそうで、これは凄い。
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