・・・これは遠い遠い未来の昔話
長い間、ハゲは虐げられてきました。
ハゲであることを隠し、ハゲにならないように努力し。
人々はハゲになることを恐れたのです。
そして時は流れ、時代は世紀末。
ある人(ハゲ)が言いました。
「ハゲは進化の証である。動物から最も進化している人類である。人は進化を続けなければならない。技術的に出来ることはするべきである。」
沢山の人(ハゲたち)が賛成します。
「脱毛も、整形もするべきだ。アンチエイジングも長寿化もするべきだ。」
「健康な体、高い知能をもっと手にいれるべきだ。」
「遺伝子操作も薬物も出来ることはするべきである。」
そのうち、少しづつデザインヒューマンが生まれます。
遺伝子操作された人類の誕生です。
強靭でしなやかな肉体と高い知能、美男美女が誕生します。
共通するのは彼らには生まれながら「体毛」がないのです。
だからといって生活に支障があるわけでもなく。
むしろその美しい肌の露出に皆憧れたのです。
最初の頃は騒がれもしましたが、しばらくすると世間も慣れてしまいます。
現実に美男美女で、強靭でしなやかな肉体と高い知能をもつ彼らは、いろんな場面で活躍し出します。
そうすると憧れが生まれ、ますます彼らは増えていくのです。
ある人(体毛が無い人)が言いました。
「人類はハゲていくべきだ。体毛を捨て、動物をやめるべきだ。」
沢山の人が賛成します。
でも、一部の人たち(毛がボーボー)は反対するのです。
「神様がそんなこと許さない。」
そしてその考えは宗教となり。
その宗教の一部の人々は過激派となり、テロ行為を繰り返すようになりました。
テロ行為によって彼らは立場を更に明確にしていきます。
そして彼らはハゲテナイ帝国の樹立を宣言しました。
そしてそれから数年後、ハゲテナイ帝国は宣戦布告します。
これがいわゆる「ハゲマルドン」と呼ばれた戦争の始まりです。
♪ダンダンダンダダダーン♪ダダダーン♪
※「スターウォーズ」のオープニングを思い出して読んでくれると嬉しいです。
次は「猿の惑星」編
ハゲが猿と闘う話。
もしくは「マトリックス」編
皆現実に戻ってきたらハゲてるの。
もしくは「ガンダム」編
そもそもコロニーに暮らす人たちは皆ハゲてると思うの。
どれがいい?
(こんなエントリーでゴメン)