9月の稼働率指数は、生産能力指数が長期低落傾向にある元で、大きく反転上昇となりました。
生産能力が低下していることもあり、鉱工業生産の前月比2.9%という上昇幅よりも、稼働率指数は前月比3.6%と大きく上昇しています。
第3次産業活動指数の9月分については、対個人向けサービス(小売業や外食サービス)が第3次産業全体を牽引していることをご紹介しました。
9月のように製造業の稼働状況が上がってくることによって、賃金に好影響が出てくれば、さらに外食や観光、娯楽業、小売業といった対個人サービスの上昇につながり、それが全体を押し上げるという好循環につながってくれることを期待します。
