原発再稼働:「安全性不安」など6割 東北大被災4県調査
毎日新聞 2014年11月17日 21時03分
東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島、茨城4県の住民を対象にした東北大の意識調査で、原発再稼働を「安全性確保に不安があるのでしない方がよい」「どちらかといえばしない方がよい」との回答が計60.3%に上ることが17日、分かった。
県別にみると、東京電力福島第1原発事故で大きな被害に遭った福島が69.8%と、最も高かった。宮城は63.1%、岩手61.8%、茨城46.9%と続いた。
また、震災後の初期対応への評価を聞いた設問では、首相(または内閣)の対応を「まったく評価しない」「あまり評価しない」が合わせて72.2%で、国への不満の強さが浮き彫りになった。(共同)