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農村女性や低学歴女性は無視…中国の未婚女性急増におけるメディア報道の差別

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農村女性や低学歴女性は無視…中国の未婚女性急増におけるメディア報道の差別

 中国でいわゆる結婚適齢期を過ぎても結婚していない女性の増加が話題になり始めてから、もう10年ほどになる。

 10年ごとに実施されている人口センサスをみると、25歳から29歳までの女性の未婚率は、1990年が4.3%、2000年が8.7%、10年が21.6%で、30歳から34歳までの女性の未婚率は、それぞれ0.6%、1.4%、5.4%、35歳から39歳までの女性の未婚率は、それぞれ0.3%、0.5%、1.8%である。

 とりわけ今世紀に入ってから年齢別未婚率が大幅に上昇している。とはいえ、日本とは比較にならない。10年、日本の女性の未婚率は、25歳から29歳で60.3%、30歳から34歳で34.5%、35歳から39歳で23.1%である。

 中国の未婚女性の絶対数をみてみよう。1990年に289万人だった25歳以上の未婚女性は、2000年には604万人に、10年には1465万人に増えている。20年間で1200万人近くも増加している。

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