翁長雄志市長と学校統廃合について意見交換する久茂地小を存続させる会の住民ら=3日、那覇市立久茂地小学校図書室
翁長雄志那覇市長ら市当局と久茂地小を存続させる会(東恩納寛治会長)は3日、久茂地小学校と前島小学校の統廃合計画についての意見交換会を久茂地小図書館で開いた。地域住民や市職員ら約40人が参加した。翁長市長は「まちづくりや教育的観点からも、統廃合を進めていかないといけないと思っている」と話し、統廃合を進めていく考えを示した。
参加者からは、統廃合計画決定に至る行政手続きについて「住民との合意形成のプロセスに問題がある」との指摘が上がった。市教委が2005年に設置した学校適正配置検討委員会で、第1回の資料から統廃合日程を目安として示していたことを踏まえ、市教委の姿勢を「統廃合ありき」などと批判した。
また同会が地域活性化を目指して話し合いを進めている「くもじ地域ビジョン」に触れ、久茂地小が活性化の核になるとした上で「統廃合を振り出しに戻してほしい」との声もあった。
これに対して翁長市長は市教委の説明に「足りない面があったことは承知している」と言及したが、計画の見直しは否定した。その上で「子どもの居場所づくりや地域コミュニティー、まちづくりの観点から(統廃合に)理解が得られないだろうか」と話した。
また相次いだ統廃合に反対する意見に翁長市長は、「反対意見があったら駄目では、那覇市のまちづくりは絶対にできない。市全体の利益と地域の利益が関わる問題であり、視野を(広く)持ちながらやっている」と理解を求めた。
意見交換終了後、同会の東恩納会長は「統廃合を進めていくとしたことに、がっかりした。話し合いは地域の怒りを収めるだけの場ではない。今後話し合いを続ける中で、学校の大切さを訴えてきたい」と話した。
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