[PR]

 仙台市の地下鉄東西線が来年12月6日に開業することが、市への取材でわかった。震災で半年ほどの工事中断があったことなどから開業の遅れが心配されたが、駅舎工事や車両整備が来夏までに終わるめどがたったことで、予定通り2015年中の開業が決まったという。

 八木山動物公園駅(太白区)―荒井駅(若林区)間の13駅13・9キロを26分で結ぶ東西線は、南北線と乗り継ぐことで市中心部の移動が便利になるほか、道路の渋滞緩和にも効果があるという。通勤通学時間帯は約5分間隔で運行する予定で、市は1日約8万人の乗降客を見込んでいる。総建設費は2298億円。

 本体工事は06年度に始まり、13年7月に地下トンネルがすべてつながった。今年9月には、リニアモーター式の車両の搬入なども始まった。来夏までに全15編成の車両搬入と駅舎工事を終える予定で、その後も運転士の訓練やダイヤ調整などを進める。

この記事に関するニュース
  • レコメンドシステムによる自動選択