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「ラストニンジャ」が術指南=ロンドンで甲賀流実演

時事通信 11月18日(火)7時51分配信

 【ロンドン時事】甲賀流忍術を継承する「ラストニンジャ」として知られる川上仁一・三重大学社会連携特任教授が17日、英ロンドンで忍術の実演を行い、多くの忍者ファンが映画や漫画の世界と異なる「本物の忍術」の一端に触れた。
 英国でも人気漫画「NARUTO―ナルト―」などの影響で忍者への関心は高い。三重大学と国際交流基金ロンドン日本文化センターが共催した今回のイベントは、140人の定員に280人が申し込む盛況となった。
 イベントではまず、忍者を学術的に研究する山田雄司三重大教授(日本史)が、日本や海外での忍者のイメージの変遷などについて解説。続いて川上教授が、忍者の基本的な体の動きや武器の使い方などを実演した。
 会場からは「ニンジャとサムライが戦えば、どちらが勝つのか」などの質問が相次いだ。両教授とも、武術面が強調される海外での理解とは異なり「情報収集などで戦いをせずに済むようにするのが忍術の目的」と強調した。
 参加したシェグン・オイエバンジョさん(16)は「ナルトとは違うが、川上先生の術はパワフルでないように見えて、実はパワフル。そこに感銘を受けた」と話していた。 

最終更新:11月18日(火)9時16分

時事通信

 

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