今季限りで監督から退いた楽天の星野仙一シニアアドバイザー(SA=67)が古巣に苦言を呈した。
かつて愛した名古屋の寂しすぎる変貌ぶりに黙っていられなかったのだろう。16日、東海地区で放送されているドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」(CBCテレビ=TBS系)に13年ぶりに生出演した星野SAは「今のドラゴンズは名古屋の文化をないがしろにしている感じがする。ファン、地域を大事にしていない。あんな立派な球場があるのにたまに見るとガラガラ。なぜなんだということを追及していかないといけない」と厳しく言い放った。
自身が中日監督を務めていた当時のナゴヤドームは、連日連夜の満員御礼。ホーム試合の総入場者数は毎年240万人を軽く超えていた。それが昨季は開場以来初となる200万人割れ。今季は何とか最終戦で200万人に到達したが、中日のファン離れは深刻な状況だ。
その原因について星野SAは「名古屋の文化をないがしろにしている」と表現した。そこには生え抜きOBが重用されない(一軍首脳陣で生え抜きコーチは近藤投手コーチ1人)現体制のやり方も含まれており「(首脳陣の中に生え抜き)OBが7割。井の中のかわずになってはいけないから3割はよそ(他球団)から、というのが理想」とも話した。
生え抜きOB軽視の状況は落合博満GM(60)が監督に就任してから加速。そんなこともあってか落合GMにはさらに辛らつで、中日の監督に就任した1年目のオフに自身が1対4の大型トレードでロッテから獲得したことに「今、考えたら失敗だった。GMになってゴチャゴチャやっているんだろう」とブラックジョークも飛び出した。
今回の中日への苦言について「今やっている人間がいるのだから余分なことは言っちゃいかん。ただOBとしてそう感じた」と話した星野SA。誰よりも中日ファンから愛された闘将の言葉を果たして中日球団はどう聞くか?
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