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徳田虎雄氏、受け取ったリベート1億円を裏金に

読売新聞 11月18日(火)7時35分配信

 医療グループ「徳洲会」の病院建設を巡り、徳田虎雄・前理事長(76)が、2006年にゼネコン側から受け取った約1億円のリベートを税務申告せず、裏金に回していたと熊本国税局に認定されていたことが、関係者への取材でわかった。

 前理事長は延滞税を含め所得税3千数百万円を課税されたとみられる。

 グループ関係者らによると、徳洲会が病院を建てる際、徳田前理事長は工事を請け負ったゼネコン側から工事費の3%程度のリベートを受け取っていた。リベートは裏金として保管し、自分や家族の株投資に充てるなどした。多い時で約7億円を保管していたという。

 前理事長は、次男の徳田毅(たけし)・前衆院議員(43)が当選した12年衆院選の選挙違反事件を巡り、東京地検特捜部の捜索を受けた後の昨年10月、住所のあった鹿児島市を所管する同国税局に裏金について申告した。同国税局は所得隠しだと判断したが、税務調査前の修正だったため法律の規定で重加算税は課されなかった。リベートの授受は06年が最後だとみられ、時効(7年)にかからない分だけ課税対象になった。

 徳田前理事長は読売新聞の取材に対し、秘書を通じて「この件についてはコメントできない」と回答した。

最終更新:11月18日(火)7時35分

読売新聞

 

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