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【衆院選】
野田毅氏非公認で 官邸サイドが自民執行部に働きかけ
このため官邸サイドは、野田氏の言動は首相批判につながると反発を強めていた。党内には首相に批判的な議員が少なくないことから、野田氏を公認しないことを「見せしめ」にする狙いもあるようだ。また、野田氏と同様に消費税再増税を働きかけてきた財務省を牽(けん)制(せい)する意図もあるとみられる。
野田氏周辺は、林田氏が21年の衆院選で2区から出馬、落選したことを踏まえ「コスタリカ方式は解消されている」として、2区には野田氏が出るのが当然だとしている。熊本県連幹部も18日、谷垣禎一幹事長と会談し、野田氏を2区で公認するよう申し入れる。
野田氏は昭和47年に衆院初当選し、当選14回。建設相、自治相などを歴任した。