ニュース詳細
市役所職員 生活のため新聞配達し処分11月17日 22時43分
K10032748311_1411172259_1411172320.mp4
甲府市役所に勤務する50代の課長補佐の男性が、およそ20年間にわたり、生活費を稼ぐためとして新聞配達のアルバイトをしていたことが分かり、市はアルバイトを禁じた地方公務員法に違反するとして、この職員を減給の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは、甲府市農政課に勤務する50代の課長補佐です。
甲府市によりますと、課長補佐は平成5年からことし3月までのおよそ20年間にわたって、ほぼ毎日午前3時から6時まで新聞配達のアルバイトをし、年におよそ60万円から100万円を受け取っていたということです。
税務署から修正申告をするよう求められたことから市に報告したということで、市は公務員の兼業を禁じた地方公務員法に違反するとして、17日、課長補佐を減給10分の1、6か月の懲戒処分にしました。
課長補佐は「子どもの教育費や生活費に充てるため始め、悪いとは思いながらも続けてしまった」と話しているということです。
甲府市の宮島雅展市長は「職員に対し服務規律の徹底を図ってきただけに誠に残念だ。今後市民の信頼回復に全力を挙げていきたい」とコメントしています。