ECB総裁が国債購入挙げる、講じ得る措置の一つ-議会証言
11月17日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、見通しが悪化した場合にECBが取り得る行動の一つとして国債購入を明示的に挙げた。
総裁は17日、欧州議会で証言。「他の非伝統的措置にはさまざまな資産の購入が含まれる可能性があり、その一つは国債だ」と明言した。
この日の証言の冒頭や6日の政策委員会後の会見では国債に言及することは避け、一段の景気刺激措置の準備を指示したと述べるにとどめていた。12月の政策委員会後にはECBの最新の経済予測が公表される。成長率とインフレ率の見通しが下方修正される公算が大きい。
ドラギ総裁は証言の冒頭では、ECBだけでユーロ圏経済を立て直すことは不可能だと強調し、政治の行動を求めた。「2015年はユーロ圏で、政府も域内機関も含め全員が一貫性のある共通戦略を取り経済を立て直す年だ」と語った。
原題:Draghi Says ECB Measures Might Entail Buying Government Bonds(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
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更新日時: 2014/11/18 01:27 JSTニュース一覧
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