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2007年7月1日更新

鈴木尚氏の調査

沼津市千本浜の首塚と関東地方の中世日本人頭骨

「沼津市千本浜の首塚と関東地方の中世日本人頭骨」 鈴木 尚
人類学雑誌 第97巻 第1号 別刷 平成元年

埋葬された遺体の総数
骨片を側頭骨岩様部に着目しつつ左右に分類すると、右98個、左105個である。
これは最小限105体の遺骨があったことを示す。
当初はその2〜3倍の遺体が埋葬されたことであろう。
(埋葬以来300年以上が経過し、明治33年に改葬された際に失われものもある。)

性別
右側の側頭骨 ・・・・・・ 男性 70.4% 女性 29.6%
左側の側頭骨 ・・・・・・ 男性 62.8% 女性 37.2%
左右の平均 ・・・・・・・・ 男性 66.6% 女性 33.4%

年齢
全て成人である。大多数は青年で、老年及び幼少年は全く認められない。
(町ぐるみの合戦、籠城でなく)野外の合戦だったからであろう。

総括

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