エボラ出血熱:米国2人目の死者 アフリカから移送の医師
毎日新聞 2014年11月18日 00時32分(最終更新 11月18日 01時04分)
【ワシントン及川正也】米中西部ネブラスカ州のネブラスカ医療センターは17日、西アフリカ・シエラレオネでエボラ出血熱に感染し、米国に移送して治療中だったシエラレオネの医師、マーティン・サリアさんが死亡したと発表した。米国内でのエボラ熱患者の死者は先月8日のリベリア人男性に次いで2人目。
米紙ワシントン・ポストによると、サリアさんはシエラレオネの首都フリータウンの病院に勤務し、エボラ熱患者の治療などに携わっていた。病気の兆候があり今月初めに受けた検査では陰性だったが、症状が悪化し、2度目の検査の結果、10日に陽性と判明。容体は深刻で、15日に米国に移送されていた。
米メディアによると、サリアさんは米国永住権を持ち、米国籍の妻ら家族は米国に住んでいる。