iTunesのバックアップの際に、「Music」フォルダのみをコピーしてしまうと、音楽データ以外のiTunesの設定は移行されない。特に失われると再構築に時間がかかるのがプレイリスト機能。新しいiTunesの環境で、以前のiTunesのプレイリストを復元する方法を覚えておこう。
iTunesを新環境に移行するためにバックアップするときは、iTunesのフォルダを丸ごとコピーするのが原則だ。それならポットキャスト、アルバム・ジャケット、プレイリストを含む何から何まで、iTunesの環境が丸ごと保存される。しかし、「Music」フォルダのみをバックアップした場合、音楽データ以外のiTunesの要素は、すべてイチから設定し直しとなる。中でも厄介なのがプレイリストで、大量の楽曲の中から再度、選び直してリストを作ることになるため、作業としては非常に面倒なことになる。
iTunesでは、後からプレイリストのみを新環境に追加することが可能。iTunesを特殊な方法で起動するという変わったやり方なので、しっかり覚えておきたい。なお、音楽データが別物の場合、プレイリストを移行しても、楽曲とのリンクがないので機能しないのには注意しよう。
「iTunes」のプレイリストの情報は、「ミュージック」フォルダにある「iTunes」フォルダの下の「iTunes Library.itl」に保存されている。プレイリストの移行にはこのファイルが必要となる
起動中のiTunesを終了させ、キーボードのShiftキーを押したままの状態でiTunesを起動しよう
iTunesは起動せず、代わりに「iTunesライブラリを選択」という画面が開く。「ライブラリを選択」ボタンをクリックする
先ほど確認したプレイリスト情報が保存されている「iTunes Library.itl」を選択して「開く」をクリックしよう
iTunesが「iTunes Library.itl」を読み込んだ状態で起動する。プレイリストが復元されているのを確認しよう
2014年11月16日 17:31
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