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      浪江IC開通前に防犯対策強化

      浪江IC開通前に防犯対策強化

      原発事故の避難区域を通る常磐自動車道の、浪江インターチェンジより北側の区間が来月開通するのを前に、住民以外の立ち入りの増加が予想されることから、防犯対策を強化するため、浪江町でバリケードの設置作業が行われています。
      バリケードの設置作業が行われているのは、浪江町の常磐自動車道の浪江インターチェンジと、その東側を走る国道6号線を結ぶ道路沿いです。
      福島県の沿岸を南北に結ぶ常磐自動車道は、来月6日に▼浪江と南相馬の間の18キロと▼相馬と宮城県の山元の間の24キロの、あわせて42キロの区間が開通する予定で、復興の加速につながると期待されています。
      その一方で、原発事故の避難区域にある、浪江インターチェンジ周辺では、住民以外に立ち入る人が増えることが予想され、空き巣被害など防犯面に対する不安の声が上がっています。
      このため町では、防犯対策を強化しようと、脇道への入り口や住宅の敷地の境界などに、車の侵入を防ぐバリケードの設置を始めました。
      来月1日までの間に、あわせて200か所以上設置する計画で、住民が一時帰宅する際には、バリケードに取り付けられた暗証番号式の鍵を開けて、通行できるようにするということです。
      浪江町帰町準備室の吉田薫さんは「パトロールや防犯カメラの設置など、態勢を強化して、住民の財産を守っていきたい」と話しています。

      11月17日 19時51分