吉田調書「取り消しは行き過ぎ」 弁護士ら批判声明朝日新聞の東京電力福島第1原発事故の「吉田調書」報道をめぐり、事故の情報開示を求めている弁護士らは17日、同紙の第三者機関「報道と人権委員会」が「重大な誤りがあり、記事取り消しは妥当」とした見解に対し「取り消しは行き過ぎだ」と批判する声明を公表した。同紙と、報道と人権委に提出する。 声明は「朝日の報道は誤報とされるようなものではない」とした上で「行われるべき作業は続報記事をまとめ、一歩ずつ真実に近づこうとする努力を継続すること」と指摘。「記事全体の取り消しは記者を萎縮させ、取材報道の自由を損なうものだ」とした。 【共同通信】
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