社会

慰安婦問題で記事取り消し
(北海道)
いわゆる従軍慰安婦問題をめぐり、北海道新聞社はきょう付けの朝刊で朝鮮人女性の強制連行を告白した吉田清治氏の証言内容は、「信憑性が薄いと判断した」として、当時の記事を取り消し、謝罪しました。

記事によりますと、北海道新聞社は1991年から8回にわたり吉田氏の証言に関する記事を掲載しましたが、当時の記者に経緯を聞くとともに、吉田氏が著書で慰安婦狩りをしたと書いた韓国の現地や、研究者を訪ねるなどして検証した結果、「信憑性は薄い」と判断し、当時の記事を取り消して1面で謝罪するとともに、慰安婦問題の特集記事を掲載しました。北海道新聞社はSTVの取材に対し、「紙面で社のスタンスを示した。コメントは差し控える」と話しています。
[ 11/17 19:55 札幌テレビ]