11月22日(土)22:00からNHK Eテレで放送される番組「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」で、椎名林檎と作家の西加奈子が対談をする。
椎名が「生きている間に一度はお会いしたい」と、西に熱烈なラブコールを送ったことから実現した今回の対談。西も椎名のライブに足を運ぶほどのファンとあって、お互い感激の初対面となった。西の自宅兼仕事場を訪問した椎名は、「まず書きたい場面が浮かび、そこから物語を逆算していく」「これまでの人生で“おかしい”と思いながらあえて突き詰めずに生きてきたことを爆発させて書いている」といった、西の創作の秘密について話を聞く。
作家生活10周年を記念して今年10月に発売された「サラバ!」など、男性1人称で小説を書くことが増えている西は、椎名の最新アルバム「日出処」に収録された「自由へ道連れ」の歌詞「今だけは男にも女にもならない」に共感したとコメント。「女性であること」と作品との関係について2人で赤裸々に語り合う。
後半は椎名がアルバム「日出処」をレコーディングしたスタジオに移動し、扇風機の音からジェット機の離陸音を作り込む様子など、レコーディングの舞台裏を披露。西は持ち前の率直さで「林檎さんて職人さんみたいやな」「全人類の女の子の中でもシャイなほうじゃない?」「周りが持つ“椎名林檎”のイメージが苦しいことはない?」と語りかけ、「本当に好きな音楽はこういうのじゃない」「SNSの評判を熟読している」「そろそろ裏方にまわりたい」といった椎名の本音に迫っていく。
さらに番組では、計算し尽くされたライブの舞台裏や、「まずは英語の歌詞を考える」という独特な楽曲作りの手法も披露される。