なぜ日本でここまでラップ・ヒップホップの類が横行してるの?
釣りっぽいけどヒップポップが気持ち悪すぎるので触れますね。
※タイトルに既視感を感じても気のせいかと
80~90年代日本のラップ
40代の中年のワガママと思って聞き流してくれ。
自分は80年代・90年代、結構いろんな日本のアーチストの音楽を聞いていた。
CDは100枚程度買っていた。
が、00年代になって、結婚してから、というか子供が出来てから、ほとんど音楽を聞かなくなった。
それはそれで仕方ないのだが、自分が音楽を聴かなくなった頃から、日本の音楽シーンに、
「ラップ」「ヒップポップ」な音楽が急増してきたんじゃないか、と思う。
モロに観測範囲ですよね。
ラップってオールドスクールが70~80年代。
80~90年代と言えばもうゴールデンエイジって言われる隆盛期に差し掛かってる。
RUNDMC「Walk This Way」が1986年ですから。
RUN-DMC - Walk This Way - YouTube
え?
そんなのは海外事情だろうって??
いや、日本でも(81’ 邦子のかわい子ブリっ子~バスガイド編は置いといて)えーとまず、MCハマーが流行ったのが1990年。
MCタカーとMC小宮、宍戸留美「Here comes the るみちゃん」が1991年。
キングギドラも93年からやってますからね。
DA.YO.NE.と今夜はブギーバックが94年。
スチャダラパー(feat.小沢健二) - 今夜はブギーバック(LIVE) - YouTube
さんぴんキャンプが1996年。
市井由理とNIGOが結婚するのが99年。
2002年離婚。
ビブラストーン パブリック・エネミー - YouTube
近田氏のビブラストーンは早いなぁ。
87年。
ミクスチャー「おら東京さいくだ」は84年。
悪そうなやつは~の「Grateful Days」は99年。
100枚が月なのか年なのか知らないけれども、観測範囲の話にしかならないし、ラップを聞いていても認識していなかっただけとしか。
横行してないラップ
と言うか今、ラップって全然横行してないですよ。
反対に停滞してる気がする。
ネット上では盛り上がったりもするんだけど、一般メディアに全然露出しない。
金曜にOMSBのアルバムが出た(フラゲ日)から欲しかったんだけど、金曜の新宿タワレコの行列は嫌なんで、別のCD屋をハシゴ。ところがないんですよ、これが。
ひどいところだとラップのコーナー自体ない。
EXILE、ジャニーズ、安室奈美恵は並んでてもOMSBどころかそもそもラップの棚がない。
洋楽、韓国、ジャズ、クラシック、ロック、ポップス。
え?ラップは???
韓国まであんのにラップはそれより扱い下ですか???
OMSBつったらSIMI LABOですよ。
ライナーノーツは菊地成孔ですよ。
結局AMAZONで注文して未だに届いてない。
ラップとラップ的なモノと
ところで増田をよく読むと
入店して3分してから、虫唾が走るラップの音楽が流れてきても、食べてる最中だから、逃げ出すわけにはいかない。
少なくとも自分に関する限り、「ラップ的な音楽を有線放送で流す可能性がある店」というのは「行きたくない店」であり、
避けたい店。
自分みたいな人が多いならば、牛丼屋は、「不用意に有線放送しているせいで、客を逃している」んじゃないか?
この辺、たぶん「ラップな音楽を不快に感じる世代」と「そういう音楽に抵抗がない世代、むしろ好感を感じる世代」に分かれているんじゃないか、とも思う。
牛丼屋は、「ラップな音楽を心地よい」と思う世代をメーンターゲットにすればいい、ラップが不快な世代は別に来なくていい、と思っているのかも。
思うんだが、今の時代に有線でラップがかかるか?と言うととても微妙。
ましてや牛丼チェーンで。
だとすればかかっていたのはゴリゴリのラップではなくて、ミクスチャー、もしくはラップ要素を取り込んだ曲の可能性が高い。たとえばヒルクライムとか 湘南乃風みたいな。
もしくはジャニーズもラップ歌ってたりもする。
ゴリゴリのラップとその他の区別はつかない。
平坦に歌ってりゃあすべてラップ。
その辺意識して
・ヒップホップ+ポップソング(ポップス)→ヒップポップ
って揶揄して書いてるなら暗喩なんだがそんな感じも……しないか。
KREVA「ダサいラップがラジオから流れていて。これじゃマズイということで~」
「好奇心の窓」によって音楽の好みは20代のうちに固定されてしまう - GIGAZINE
音楽などの嗜好と年齢の関係を研究したロバート・サポルスキー氏は、「人は人生の中で20歳を過ぎると音楽の好みに対する『好奇心の窓』が閉まり始める」と話しています。
35歳ごろには窓がほぼ閉じきった状態になるので、たとえ新しい音楽のジャンルが流行しても、約95%の人は聞くことがないとのこと。「好奇心の窓が閉じる」というのは食べ物やファッションについても同様で、「舌にピアスを開ける」というような過激な文化に対しては23歳までに好奇心の窓が閉じてしまい、新しい食べ物への挑戦は39歳が限度である、とサポルスキー氏は述べています。
年をとると頭が固くなって新しい音楽を受け入れられなくなる、のだそうだ知らんけど。
ヒップポップとミクスチャーとラップを取り込んだポップソングと(最近はアイドルだってラップやってますが)の区別なんて付くわけもなく。
だから有線で流れてたのはJ-POPチャンネルで、ジャニーズだのポップソング系のラップが流れてたんではないのかな、と思うしだから牛丼屋っでラップ専門の有線はかけねぇはな、そりゃあ。
可能性って意味ではラップは歌い方なのでさまざまなポップスが取り入れていて耳にする機会は増えたが、ライムだのフローだの意識してる感じじゃなくてポップソングの中の変化点として入れてるだけって言う曲が多いのは事実。
確かにラップ風歌唱法を耳にすることは増えたけど、そのままラップが注目され、じゃあMC漢とか韻踏合組合、SANABAGUNが評価されるかどーかってーとまたそれは別だものなぁ。
かっけーんだが。
まとめ
ラップは横行してないがラップっぽい歌い方は横行してる
オチはその辺かと思われるので、釣りでないなら避けるのは不可能かと。
アイドルですらラップやる時代なもんで。
[MV] SANABAGUN - M・S - YouTube
ライムベリー - IDOL ILLMATIC(MV) - YouTube