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樋渡・武雄市長が知事選出馬意向 市長選同時実施も

2014年11月17日 09時45分

樋渡啓祐氏
樋渡啓祐氏

 武雄市長の樋渡啓祐氏(44)が16日、次期知事選に出馬する意向を固めた。安倍晋三首相が週内に衆院を解散し、古川康知事(56)が佐賀2区に立候補するため辞職した場合、自身も4月に再選したばかりの市長を辞職して出馬する方針。複数の武雄市内の支持者や後援会関係者に伝えた。樋渡氏が辞職した場合、市長選は辞職翌日から50日以内に行われ、知事選とのダブル選挙となる可能性がある。

 支持者宅を訪れた樋渡氏は「仮に知事選があれば、出馬したいのであいさつにきました」と話し、協力を要請したという。また自民党県連幹部にも伝えた。

 樋渡氏は「いろんなところから声がかかっているのは事実でうれしい。最終的に出馬するかについては関係者とよく相談したい」と話している。

 樋渡氏は総務省官僚から転身し、2006年の市長選で初当選した。08年11月、武雄市民病院の民間移譲に反対する市民グループのリコール運動の動きを受けて辞職し、同年12月の出直し選挙で当選。10年の任期満了に伴う市長選で再選し、今年4月の市長選で相手候補を大差で破り、3期目当選を果たした。市立図書館運営を民間に委託し、官民一体型学校などの教育改革に取り組んでいる。

 知事選をめぐっては、共産党が擁立を目指しているほか、元国交省武雄河川事務所長で九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)が出馬を検討、現職官僚らの名前が取り沙汰されている。

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