喧嘩をすると、カッとなり、すぐおうちを出て行く妻、それはわたしなんですが。
めった、喧嘩なんてしないんです。えぇすれ違い生活なんで。
私たちの喧嘩といえば、お互い子供が欲しいけれど、子供ができない…という喧嘩というか、ただ私が悔しくて、ガミガミ言ってるだけです。
「は?子供作れる奥さんと結婚すれば?」
が、私のいつもの捨て台詞で、家をバーン!と出て行きます。
最初は、追っかけきたり…力づくで出て行ったらダメ!!と引きづり戻してくれてたんです。
でも、そんなめんどくさい奴、人間としてダメじゃないですか。もし私が逆の立場なら、ダッる。めっちゃダリですよ。相手にしないですわ。多分、なんじんこと、うちの旦那さんも、そう思ったんでしょうね。
チェーン閉めよった。
なんですか、巷で流行りの、壁ドンッ。壁ドンッどころか、ドアドンッ。夜中にドンッ。廊下ドンッしましたけど、なーんじーん!!とありったけの愛を叫びましたが、私の愛はなんじんには届かず。
新聞屋のお兄ちゃんと目が合い、あっ//みたいな気まずい3時半。
はす向かいのお宅のおばあちゃんが雨戸をあける5時。
お隣のお隣の旦那さんが小さい声で、おはようございますーと小走りしていった6時。
心折れかけたそのとき、我が家のドアが開いたんです。多分怒ってないぴょん!みたいなノリで来てくれるだろうし、許してもらおうと思ってたんです。
「ご…ごめんなさい」を言おうとモジモジしていたら、目も合わさずスーツ姿で颯爽と出勤していくなんじん。
6時半出勤ですもんね。えぇ。決して許しを得たわけではないんです。
それ以来、私は家出をしなくなりました。
家出をしたとこで解決なんてしないし、いい大人が何してんだっていう。
夫婦間だけじゃないけど喧嘩する時って、言っちゃいけない、やっちゃいけない線があって、私は、その線を越えちゃった。
なんじんさんには許してもらえるだろうって心のどこかで甘えていたんだと思う。
なんじんさんを無意味に傷つけてきた数々の素行の悪さ。
家族なんて青臭い、夫婦に愛なんてない。って、なんじんさんの親切心を拒み続けていたと思うんです。
数ヶ月前、通院している精神科の担当医が異動となりました。
女の先生で自分のことをこの先生になら話してもいいのかな?って思っていた先生だったので、異動の話はすごくショックだった。
「旦那さんも通院していたんだよ。」
先生との最後の診察のとき、耳を疑った。
なんじんさんは、精神疾患とはなんぞや。私への接し方がわからない。と先生に直接連絡をしたらしい。
私には内緒で1年、1ヶ月に1度なんじんさんはカウンセリングを受けていたことを先生から聞いた。
申し訳ないと思った。
ただ自己を止められず自傷やパニックになり、数々の裏切り行為をしてきたにも関わらずなんじんさんは、理解をしようと行動してくれていた。
ここ半年、確かになんじんさんから子供の話は出なくなっていた。
夫婦関係なんて壊れてしまうもの。
他人だし。
世の中は浮気で溢れている。
自分の過去を引きづり、家族なんていらない。家族なんてアホらしい。なんじんさんは家族に夢を見過ぎてる。家族を押し付けてくんな。って言ってた私がいちばんアホである。
相手を責め立てるのは簡単だ。
自分の過去を何にも無かったことにするのは難しい。
でも少しずつ…なんじんさんを信じていいのかもしれない。
ここにも被害者。 pic.twitter.com/q52Eib77lF
— あんずはん (@anzu_sato) 2014, 11月 13
なんじんさんは、こんな私と結婚生活を続けててよいのでしょうか…笑