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【プロ野球】

柳田、2度目の猛打賞 モーノー「メジャーに連れて帰りたい」

2014年11月17日 紙面から

8回表1死、この日3安打目となる左前打を放つ柳田(北田美和子撮影)

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◇日米野球<第4戦> MLB6−1侍日本

 安打数は1本差でも、点差は5点。打線が有機的につながらず、侍ジャパンは今大会初めての黒星を喫した。その打線の中でただ一人気を吐いたのが、初めて2番に座った柳田だ。ソフトバンクでも、4年間で1度もなかった打順だが猛打賞。「何番でも一緒。昨日ダメだった分、きょうは打ちたかった。いい結果が出て良かったけど、負けたんで残念」と、黒星に笑顔も半減だった。

 6回1死では大飛球が右翼へ飛んだ。右翼手・プイグが動かず見送っていたのもあって、沈みがちだったスタンドの大観衆が一瞬湧いたが、あと1メートル足らなかった。それでも、中前打、右翼フェンス直撃二塁打、左前打と全方向に強い打球を飛ばし、敗戦の中でもファンを楽しませた。

 第2戦で3安打、4打点と大暴れした後、ファレル監督は「スイングスピードが速く、走力もあるバランスの取れた選手」と絶賛。この日3ランを放ったモーノーも「彼は5ツール(走攻守にパワーや強肩などすべてそろった選手のこと)。メジャーに連れて帰りたい」と発言するなど、敵も魅了していた。そのメジャー打者を間近で見て、柳田自身も「スイングが速く、タイミングを外されても強く振れるのがスゴイ。それは自分の目指しているところ」と、感じ入るところがあったようだ。

 3勝1敗となり、親善試合(20日・那覇)を除けばあと1試合。「最後は勝って終わりたい」。そのカギを握っているのは、柳田自身だ。 (竹村和佳子)

 

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