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【大相撲】白鵬ダメ押しダメよ〜ダメダメ 8度目年間最多勝も後味最悪2014年11月17日 紙面から
◇九州場所<8日目>白鵬のダメ押しに審判部が苦言−。白鵬は寄り切りで照ノ富士をくだし、北の湖を抜き史上1位となる8度目(8年連続)の年間最多勝を獲得。ところが、勝負が決まった後の土俵下で照ノ富士を背後からドンッとダメ押し。朝日山審判部副部長(元大関大受)は「見苦しいのはダメ」と話した。横綱鶴竜は小結勢をはたき込み、2場所連続のストレート勝ち越しで単独トップを堅持。稀勢の里は琴奨菊との大関対決を上手投げで制して7勝目を挙げた。 照ノ富士を寄り切って勝負がついた。だが、その後だった。白鵬はたまり席まで落ちていった照ノ富士の背中をドンッとダメ押し。照ノ富士はどうにか手をついて観客の上に倒れ込むのを避けたが、史上最多となる8度目の年間最多勝を確定する取組は、何とも後味の悪いものとなった。 土俵下で見ていた朝日山審判部副部長(元大関大受)は「あれはよくないね。流れでいったダメ押しじゃなくて、土俵を降りて後ろ向きだったとき。あれはよくない。見苦しいのはダメ。ほかの力士が、おれもいいのかと思ってしまう」とピシャリ。今後について「すぐには注意しないけど3人(審判部長、2人の副部長)で相談して。張り紙を出せば自分のことだと分かるだろう」。夏場所、日馬富士がダメ押しした際に支度部屋へ張った「ダメ押し禁止」の張り紙を出す可能性を示唆した。 この日の白星は今年74勝目。鶴竜が全勝しても74勝。北の湖を抜き史上最多となる8度目の年間最多勝を、8年連続で達成した記念すべき日だった。横綱連続出場も653回となり史上最多の北の湖と並んだ。大記録達成の瞬間だった。 白鵬は「最後、前に出られたんで」と取組を振り返ってからは、記録について自画自賛。数ある記録の中でも年間最多勝を誇りにしているだけあって、「昇進したころは勢いもあった。うれしさもあった。いろんな出来事があって、綱の重さを感じていた。8年たったのか」と、第一線で走り続けてきた8年間を思い返した。 そして、「年6場所もありますから、2、3場所はいいときもあるけど6場所は難しい。それを8年間もやってきたのか…。きょうはちょっと胸を張っていいかな」。取組中の熱さは消えて、穏やかに記録達成の感慨に浸っていた。 (岸本隆) PR情報
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