寝台特急:「トワイライト」にお別れ 引退を惜しむ

毎日新聞 2014年11月17日 18時09分(最終更新 11月17日 20時00分)

来春運行を終了する「トワイライトエクスプレス」の機関車(左)と記念撮影する家族連れ=福井県敦賀市長沢のJR西日本敦賀運転センター車両管理室で
来春運行を終了する「トワイライトエクスプレス」の機関車(左)と記念撮影する家族連れ=福井県敦賀市長沢のJR西日本敦賀運転センター車両管理室で

 大阪と札幌を結び、来春運行を終了する寝台特急「トワイライトエクスプレス」の機関車が16日、福井県敦賀市長沢のJR西日本敦賀運転センター車両管理室で一般公開された。鉄道ファンや家族連れなど約3300人が訪れ、豪華寝台列車の引退を惜しんだ。

 JR西日本敦賀地域鉄道部が主催した。15、16両日に開かれた、鉄道や港で栄えた敦賀市をPRする「つるが鉄道と港フェスティバル」(実行委員会主催)の関連イベントとして行われた。

 トワイライトエクスプレスが停車する敦賀駅では機関車の交換作業が行われており、引退を前に車両をひと目見ようと多くの鉄道ファンが訪れている。

 16日は普段立ち入りできない車両基地を開放。トワイライトエクスプレスのほか、すでに定期運行が終了した寝台特急「日本海」の機関車やラッセル車などが展示された。特急「サンダーバード」の運転台乗車体験も行われ、訪れたファンたちは熱心にカメラのシャッターを切っていた。

 大阪市平野区から訪れた男性(37)は「トワイライトエクスプレスの引退は寂しいが、間近で記念撮影できて良かった」と満足そうだった。【村山豪】

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