佐賀県知事選:武雄市の樋渡市長が出馬意向

毎日新聞 2014年11月17日 12時49分(最終更新 11月17日 16時58分)

樋渡啓祐・武雄市長=野田武撮影
樋渡啓祐・武雄市長=野田武撮影

 佐賀県武雄市の樋渡啓祐(ひわたし・けいすけ)市長(44)=3期目=が、佐賀県知事選に出馬する意向を固めたことが17日、複数の関係者への取材で分かった。現職の古川康知事が近く辞職し、次期衆院選で佐賀2区に立候補した場合、樋渡氏も市長を任期途中で辞職し、知事選に出馬する方針。

 樋渡氏は17日午前、首相官邸で菅義偉官房長官と会談し、知事選への出馬に向けて最終調整していることを伝えた。会談後、樋渡氏は記者団に「関係者の皆さんと調整をして、最終判断したい。今検討中だと伝えた」と述べた。また「今まで自民党とは二人三脚でやってきたので、自民の支援を県議団を中心にいただきたいと思っている」と支援を受ける意向を示した。

 樋渡氏は武雄市出身。1993年に東京大経済学部を卒業後、総務省に入り、沖縄開発庁振興局調整係長などを経て2006年の武雄市長選で初当選。市立図書館の民間委託などで注目された。【松尾雅也、松本晃】

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