SCP-420-JP
評価: -5+x

アイテム番号: SCP-420-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:SCP-420-JPはサイト8144の人型保存チェンバーの中に収容します。チェンバーの壁はINSETレベル7に耐えられる厚さの鉛で構築します。換気口には標準的なNBCフィルターを取り付けてください。室内は強化型空調によりできる限り温度を下げてください。点検の際は財団特製の対放射性が高い合金で構成した対放射線スーツ、R-78「ハード・シェル」を着用し、スーツへの冷却パイプの直接接続を義務付けます。エアシャワーを浴びて入室の上、5分以上チェンバー内に留まらないでください。

対象は今まで対象自身の意図しない数回の収容違反を引き起こしています。(収容違反-8144参照)そのため、対象との物理的接触は可能な限り避けてください。また、収容違反が起きた場合は[プロトコル・生命の水]を実行してください。もし、新規にSCP-420-JP-2が出現した場合は武器ロッカーの爆発物にて対処してください。

対象に対して、核などの放射能を伴う攻撃は非常に危険です。レベル5を超えるどんなに危険な収容違反が起きても、通常の対処法と違い、絶対に核攻撃による、SCP-420-JPに関わるオブジェクトの破壊を試みてはいけません。代替案として緊急時には燃料気化爆弾及び、テルミット反応を利用した兵器「フォール・インパクト」を搭載した██航空自衛隊基地の改造済のF-2支援戦闘機による空爆を行います。

説明: SCP-420-JPは195█年に広島の███にて保護された、常に燃焼している人型の生命体です。体の表面は数千度を超える火で覆いつくされており、これらは酸素が無くても鎮火することはありません。また、この火は高い温度にもかかわらず、焚き火などをしたときに見られる炎と同じような色をしており、目が焼かれることはありません。さらに対象は常に致死量の放射線(線量は不定期に変わるが何れも致死量を超えている)、及び中性子似た性質を持つエネルギー波(SCP-420-JP-1)を放出しています。放射線はどこから出ているのかなどは不明です。対象の知性が低いですが、かといって周りに積極的に被害を与える様子は観察されておりません。
しかし人口密集地の間に障害物がなければそこに積極的に移動しようとします。しかしながら収容違反を積極的に起こそうとしないことから、これらの行動はある種の本能的なものだと考えられています。

その後の調査によって、対象が保護された現場付近では1945年8月█日から、目撃情報が出ており、対象の発見された現場付近を調べると大量の光線量被爆が死因と見られる死体が発見されました。しかしこれらが対象の放射線によって死亡したものかどうかは不明です。

SCP-420-JP-1は厚さ3cm以上の金属を貫通しない「中性子似た性質を持つ」エネルギー波です1このエネルギー波が生物の体に当たると、SCP-420-JP-2へと生物の体を組み替えていきます。SCP-420-JP-2はSCP-420-JP-1によって破壊された遺伝子を持つ生物です。その姿は元になった生物の姿に準拠しますが、積極的に周りの生物へ危害を与えるようになり、外見には放射線による汚染に良く似た変異をもたらします。変異は皮膚のただれから攻撃性を強化する目的のための骨格の変異まで、多岐にわたります。
現在今まで確認された症例は、

・頭蓋骨の拡大と内部の脳の皺の増加
・単眼症とそれに伴う視力の異常な強化
・肺の███化、及び心臓内での██の発生
・皮膚の硬化と、筋肉の増強

等です。これらの変異はわずか1分ほどの間で完遂され、その後も環境の変化などによって変異を起こします。施設に備えられているサリンなどは前述の適応力の高さにより、直に耐性を身に付け効果をなさなくなります。このため、SCP-420-JP-2の終了は強力な兵器を使って、短時間で処理することが必要です。また、度重なる収容違反により爆発物などには耐性が慢性的に弱ことが分かりました。終了の際には、武器ロッカー内のM4にオプションとしてつけられている、グレネードランチャーでの処理を推奨します。また、放射線を伴う攻撃での処理は██人の死傷者を出す大惨事を起こしました。これにより、収容違反などが発生したとしても、サイト8142への核攻撃は厳禁とします。

機密情報アクセスに対する警告です。

これ以上の情報にアクセスするためには、セキュリティレベル4以上の権限か、

もしくはプロトコル[平和の冒涜]が発令された場合に限ります。

間違って次のタブを開いた場合は3秒以内にブラウザを閉じてください。

権限なく詳細にアクセスした場合、機動部隊█-█[死人に口なし]がそちらへ急行します。

この場合、雇用規約123-24が適用されます。生命の保証はいたしません。

これらを留意した上で、アクセスを希望する方は認証を行ってください。

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