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photo credit: Leo Reynolds

今から2年ほど前、2012年の10月末にCNNは「7 of the freakiest places on the planet」つまり「世界7大禁断の地」を発表しました。それぞれIntel Mapで見て回りましたが驚くべきことにその中の3つは現在ポータルとして染め上げられていたのです。

今回ポータルになっていなかった4つの場所

まず、今回調べた結果、ざんn…幸運にもポータルになっていなかった場所のリストです。
  • 青木ヶ原樹海
  • 樹海の深部にポータルはありませんが、入り口部分の鳴沢氷穴などはポータルになっています。
  • ブードゥー崇拝市場(アコデセワ)
  • このあたり一帯ポータルはありません
  • 人形島(メキシコ ソチミルコ)
  • テレビなどで話題になった、人形がびっしり吊り下げられているあの島です。ポータルにはなっていませんでした。
  • コンジアム精神病院(韓国)
  • 不明な死が多すぎるとして封鎖され廃墟となった精神病院です。座標情報がなかったのでこの病院があるグワンジュ市を見て回りましたがそれらしきポータルは見当たりませんでした。
では、ポータルになっていた3つ、いきます。

軍艦島(端島)

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photo credit: kntrty

CNNの発表する世界7大禁断の地に日本から二つも入っていることにまず驚きですが、そんなことよりここポータルなんです。たしかに海外から見たら「禁断の地」っぽく映るかもしれませんが、軍艦島は歴史背景もはっきりしており、2014年10月には国史跡に指定されていたりと、ダークなイメージはあまりありませんね。

ここにあるポータルは4つです。ちなみに2014/11/17現在、いずれも同一の方がオーナーです。
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プリャピチ遊園地(ウクライナ チェルノブイリ)

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photo credit: Stuck in Customs

チェルノブイリ原子力発電所の事故現場から数kmしか離れていないこの遊園地は、廃墟となっています。現在ではこの遊園地を含む一帯は、許可無く入ることが禁止されており、誓約書を書かなければ入ることはできません。入ってからは地面に荷物を置いてはいけない、座ってはいけないなど多くのルールを守らなければなりません。


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また、チェルノブイリ原子力発電所の目と鼻の先にあるモニュメントもポータルになっています。これは、事故後の原子力発電所を石棺で覆った作業員たちの功績を称えるために建てられたモニュメントです。
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photo credit: СмdяСояd  ※矢印加工は当サイトによるもの

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セドレツ納骨堂(チェコ)

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photo credit: Cle0patra

教会と併設されている納骨堂です。かつてこの教会の後見となったシュヴァルツェンベルク家が人骨を用いる内装にしました。現在ではあわせて約4万人の骨を納めており、そのうち1万人の骨を用いて礼拝堂内の装飾をしています。人骨シャンデリアまで…。内装が気になる方は「セドレツ納骨堂」で画像してみてください。

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内装


キャプチャは自己責任で

Ingressのポータル審査規準では、身の危険がある場所は基本的にNGとされていますが、チェルノブイリ付近のポータルを見る限り、歴史的価値も考慮して調整しているようです。とはいえ、今回紹介したポータルはいろんな意味で注意が必要な場所ばかり(軍艦島も転びやすいですし建物倒壊の危険もあります)ですので、もしキャプチャしに行かれる際は十分お気をつけください。

おまけ:レジスタンスはリスクテイカー?

既にお気づきの方もいるでしょう…。未知のエネルギーの利用に抵抗する、いわば保守派ともとらわれがちなレジスタンスですが、今回のポータル、全てレジスタンスの手に落ちています。危険なところに我先に突っ込んでいく「抵抗派」とは何事でしょうか。もっとも危険な存在はレジスタンスかもしれません。