中国に新ハッカー集団 政府傘下、FBIが警告
【ワシントン共同】米連邦捜査局(FBI)は15日、中国政府傘下のハッカー集団による米企業や米政府機関へのスパイ活動が新たに判明したとして産業界に警告を出した。米国務省のサキ報道官は16日の記者会見で「(調査により)中国政府と密接な関係にあると確認できた」と明言した。
米紙ワシントン・ポストによると、FBIの警告文書はこの集団について、上海に拠点を置く有名な中国軍のサイバー部隊「61398部隊」よりも「はるかに人目につきにくく、機敏だ」と指摘。侵入手口の特徴を示し、痕跡が見つかったら直ちにFBIに通報するよう求めている。