宇都宮で脱原発パレード行われる
原発のない社会を目指そうと市民らが16日、宇都宮市内で大規模な脱原発パレードを行いました。
このパレードは「さようなら原発! 栃木アクション」の主催で2012年から毎年開かれ、3回目となった16日は県内外からおよそ2000人が参加しました。
パレードのスタート地点となった宇都宮城址公園では、プレコンサートや講談師の神田香織さん、絵本作家のいわむらかずおさんが脱原発をアピールしたのをはじめ、指定廃棄物最終処分場問題で揺れる塩谷町の母親らが、被ばくした恐れがある子どもたちに保養させる必要性を訴えました。
参加者たちは「福島第1原発事故を過去のものとせず、責任をもって収束させること。原発の再稼働を認めない。速やかに原子力発電に依存しない社会を実現すること」という集会アピールを採択し、 このあと「原発反対」「命を守れ」などと声を上げながらシンボルロード、大通りを歩き宮の橋までのおよそ2キロを練り歩きました。
現在、国内にある50基の原発は去年9月いらい1年以上全て停止しており、事実上「脱原発」の状態が続いています。