気温の上がらない肌寒い日曜日、いかがお過ごしだったでしょうか?
さてそれでは約3日ぶりの投稿となります。
今回の投稿は悪用厳禁ツールに関する投稿です。
皆様、こんばんは。
気温の上がらない肌寒い日曜日、いかがお過ごしだったでしょうか?
さてそれでは約3日ぶりの投稿となります。
今回の投稿は悪用厳禁ツールに関する投稿です。
はじめに
2012年10月1日、改正著作権法の一部施行により、アクセスコントロール技術(コピーガード)を施されたDVD等の光学メディアに対するコピー行為が禁止となりました。
つまりコピーガードが施された市販のDVDソフトに関するリッピングが、例え私的複製の範囲としても違法化されたわけです。
<リッピングとは?>
リッピングとは、DVDソフト及び音楽CDソフト等に関するデジタルデータをPC内に取り込む(複製する)行為のことを意味します。
しかしながら一方、2012年10月1日の改正著作権法の施行から2年、違法となったアクセスコントロール技術(コピーガード)を施されたDVD等の光学メディアに対するコピー行為は、はたして減少したのでしょうか?
僕の個人的な意見としては、施行された法律の中途半端な内容ということもあり、決してリッピングという行為自体が減ったわけではないと考えます。
そもそも現在の一般的な光学メディアといえばDVDが該当すると思いますが、DVDの登場から20年近く経過し、その間にDVDに対するリッピングツールに関しても、非常に多様なツールが開発されてきました。
例えば以下のURLをご覧ください。
上記のURLは、オールフリーソフトさんでご紹介されている、フリーソフトの月間ダウンロード数を順位化したものです。
サイトをご覧いただきますとお分かりになると思いますが、第1位から第5位までの全てがDVDに対応するリッピングツールとなっています。
特に開発が停止して久しいDVD Shrink及びDVD Decrypterがトップを独占するという結果は、DVDリッピングという行為がいまだに根強いということを如実に表しているのではないでしょうか。
そして一方、今回の記事テーマである「DVDFab」。
DVDFabは元々有料版のリッピングツールですが、リッピング機能のみ無期限で使用できるというDVDFab HD Decrypterという機能を有しています。
おそらく現存する無料のリッピングツールの中では、最高クラスのリッピングツールといえるのではないでしょうか。
さてそこで今回の本題です。
DVDFabに関しては定番のリッピングツールとして人気のある反面、バージョンアップするごとにDVDFabに関するクラックツールのバージョンアップも迅速に行われるという負の側面もあります。
以下をご覧ください。
現在のDVDFabの最新バージョンは、9月4日にリリースされた 9.1.6.6が最新版となりますが、上記画像のように最新バージョンのリリースから数日後に、クラックツールのバージョンアップに関しても情報公開されるという早さです。
このように有料版のリッピングツールに関するクラックツールの対応の速度は、別の分野のソフトウェアと比較しても、本当に迅速な対応ということがいえるでしょう。
特にDVDFab及びAnyDVDといった、高性能な有料版リッピングツールに関してよく見受けられています。
そこで今回の投稿では、DVDFabを例に挙げながら、有料版リッピングツールに関するクラックツールの実態を考えていきたいと思います。
有料版リッピングツールに関するクラックツールの検証
それではまず以下の画像をご覧ください。
DVDFabに関するクラックツールについては、検索サイトで「DVDFab バージョン crack」というような語句で検索すると、国内及び海外を問わずにいくらでも検索結果が表示されると思います。
この画像は先月にDVDFab 9.1.5.9に関するクラックツールの検証を行った際の画像です。
今回の検証では、上記のクラックツールを用いて検証を行いました。
そして次に上記のクラックツールをダウンロードする画面です。
実際にダウンロードしてみましょう。
これは実際にダウンロードしたクラックツールを解凍した画像です。
解凍したファイルには、クラック済みの実行ファイル及びキージェネレーター(通称:キージェネ)に関するファイルが入っていました。
これは先のPatch-BRDのフォルダに入っていた、キージェネレーター(通称:キージェネ)に関する実行ファイルです。
それでは実際にインストールしてみましょう。
まずはクラック済み実行ファイルを起動して、DVDFabをインストールしました。
このままの状態ではまだ有料版の機能に関して、体験というライセンス形態になっています。
それでは次にキージェネレーターを実行します。
こちらがキージェネレーターの起動画面です。
詳細な使い方に関しては省略しますが、ワンクリックで認証に関するパッチを当てることができるという、簡単な作りとなっています。
キージェネレーターの起動画面から、認証に関するパッチを当てると、上記画像のように全ての機能が無期限で使用することができるようになりました。
そこで認証に関するパッチを当てる前と後で、DVDFabのインストールフォルダにどのような変化があるのか調べてみます。
おそらくBRD.dllというファイルが認証に関するファイルと思いますが、左記のファイルに加えてDVDFabの実行ファイルにも変更が加えられていました。
以上が有料版リッピングツールに関するクラックツールの検証です。
クラックツールの危険性
さてそれでは最後に、クラックツールの危険性について少々記載しておきたいと思います。
クラックツールを使用することの違法性に関してはすでに多くのサイトで取り上げられており、今回の投稿で記載することは省略しますが、クラックツールの危険性については別の側面もあります。
その最たる例はマルウェア感染でしょうか。
特に前項の検証の際にも記載した、キージェネレーターのプログラムに偽装するマルウェアの配布例が多いということです。
今回の検証で使用したクラックツールに関しては通常のクラックツールでしたが、以前に複数の海外サイトでアップロードされている有料版リッピングツールに関するクラックツールを試したところ、クラックツールの終了後にも海外の不審なサーバーに通信を継続するプログラムやクラックツール自体がトロイの木馬で感染するということがありました。
特に海外のアップローダー経由で配布されているクラックツールに関しては、左記を利用することのリスクというものをしっかりと認識しなくてはいけません。
どうか皆様におかれましては、このような不正プログラムを使用することなく、安全にPCを使用することを心掛けてください。
インターネットにおける脅威は、常に身近な場所に潜んでいることをお忘れなきように、お願いいたします。
それでは以上です。