<解散風>民主と生活 岩手はすみ分け
12月に想定される次期衆院選の岩手4選挙区で、民主党と生活の党によるすみ分けが成立する見通しとなった。民主党岩手県連が16日、公認候補を現職がいる1、3区に絞ることを決めた。生活は2、4区にそれぞれ現職を立てる。両党は連携の可能性も探る。
民主党県連は同日の三役会議で、1、3区でそれぞれ現職の階猛氏(48)、黄川田徹氏(61)の公認を申請し、2、4区は候補擁立を見送る方針を決めた。
高橋元県連幹事長は「総選挙まで時間がなく、2、4区には有力候補がいない。中央の野党連携の流れを考慮した」と説明した。
民主党が擁立を見送る岩手2区は生活現職の畑浩治氏(51)=比例東北=、4区は生活代表の小沢一郎氏(72)が立候補する見込み。
民主、生活のすみ分けによる連携について高橋幹事長は「野党が共倒れする構図は避けたい。もともと4年前まで一緒だった仲間。敵対関係にはない。1、3区の必勝のために必要なことを考える」と前向きな考えを示した。
前回衆院選で民主党は、岩手1、3、4区に公認候補を擁立。生活系は4選挙区に候補を立て、民主党と激突した。
2014年11月17日月曜日