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シリアで拘束の日本人 解放交渉進まず11月17日 7時48分
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内戦が続くシリアで日本人男性がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられることが明らかになって17日で3か月となりますが、解放交渉に当たっていた反政府勢力のメンバーはNHKの取材に対し、「イスラム国」との交渉が進んでいないことを認めました。
シリア北部のアレッポ郊外で千葉市の湯川遥菜さん(42)がイスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられることが発覚して17日で3か月になります。
直前まで湯川さんと行動をともにし、「イスラム国」に対し解放を働きかけていたシリアの反政府勢力のメンバーは16日、NHKの電話取材に対し、「アレッポ郊外でわれわれの部隊とイスラム国との戦闘が激しくなり、この1か月余り交渉は全く行われていない」と述べ、思うように交渉が進んでいないことを認めました。
また、湯川さんの居場所や健康状態などの情報もつかめておらず、交渉が再開するめども今のところ立っていないということです。
これについて、ヨルダンにある日本大使館は「シリア政府筋などあらゆるルートを通じて情報収集しているが、今のところ発表できる情報はない」としています。