東レは米ボーイングから航空機向けに最新の軽量素材の炭素繊維を1兆円分受注する。現行機と次期大型旅客機「777X」の主翼部分に今後10年以上にわたり独占供給する。東レは1千億円を投じ米国に世界最大級の炭素繊維工場を建設、世界首位の座を固める。高い技術力が求められる航空機分野で過去最大の受注となる。日本企業が技術革新力で世界競争を勝ち抜く代表例といえそうだ。
両社は2006年から21年までの計7千億…
ボーイング、東レ、ゼネラル・モーターズ、ANAホールディングス、航空機向け、エアバス、三菱レイヨン、帝人