ホーム > 市政・データ > 市長の部屋 > 市長へのたより > 市長からの回答【平成20年度】 > 学校給食の完全米飯について
お便りの内容
学校給食について、私は学校給食の完全米飯給食にする意味がわからない。何故パンや麺が悪いんですか。あなたは365日、米以外食べてないですか。子どもたちは、夕飯や朝ごはんに米が多いわけですので、お昼のパンや麺は楽しみになっています。だから子供から人気がないんですよ。
完全米飯給食にする前にあの給食の副食の内容を考えてみたらどうですか。長岡の自校式の給食に比べてみたり、民間が入った給食センターに比べてかなりいい加減なメニューです。また、牛乳が給食時にでることがおかしいと思っていたんですか。お茶や水もなしに食事できますか、その代わりの役目をしている牛乳を飲む時間をずらすなど全く周囲の意見、気持ちを考えていない独裁者みたい。給食は以前のようにパンや麺を週1は出すようにして欲しい、いやするべきだ。学校にいくとまた米を食わないと、気持ちがへこんだ子だっています。子どもの楽しみうばわないで。以前の給食の方式にもどせ。
お便りへの回答
まず、学校給食についての市の考え方をお話します。
「学校給食は、食べることを学ぶ時間」だと考えています。
昔、学校給食は食糧の少ない時代に栄養不足を補う目的で始まりました。その時はアメリカなどの外国から小麦粉や脱脂粉乳などを贈ってもらい、パンと牛乳を基本にした献立でした。そして、私たちはいつの間にか、パンを主食にする食事にすっかり慣れてしまいました。そして、おかずがなくてもおいしく、調理の手間のかからないパンや麺を主食にした食事をする機会が非常に多くなりました。このことは偏った栄養素の摂取につながり、多くの生活習慣病の要因になっています。そこで、何千年も前から日本人の主食であり、国内で一番たくさん採れる米を主食とした日本食を学校給食に提供することが、子どもたちが生涯を健康で暮らすための望ましい食習慣の定着につながると考え完全米飯給食を実施いたしました。
学校給食は毎日あるものと思われがちですが、実際は年間に187回、食事回数に占める割合は僅か17%程度の貴重な時間です。この貴重な食べることを学ぶ給食には、中途半端は止めて、子どもたちにとって一番いい食事を提供したいと考えております。
また、パンを主食にして始まった給食には、牛乳が付き物で、多くの大人も子どもも食事の時に牛乳を飲むことに慣れてしまいました。しかし、米飯を主食にした日本食の本来の食べ方としては、牛乳を飲みながら食べるということはありませんので、給食には基本的にみそ汁を付けております。
学校給食は食べることを学ぶ時間です。子どもたちに本当の食べ方を学んで欲しいと願っています。
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