エボラ出血熱に関し、NHK経営委員の百田尚樹氏がこんな発言をしていました。
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参照) 

【拡散希望】なんて、まるで2ちゃんねるですね。これに引きずられるひと多数。 「討伐しなければいけませn」とか「許せません」とか「日本人滅亡を願う政党」とか言いたい放題。

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 ところが、デマだったんですね、これ。
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参照) 

たしかに、衆参とも多数派を占めている与党が指導力を発揮するべきですよね…。むしろ責められるべきは与党自民党じゃないのか?

「日本人を殺したいのか!」と煽り、【拡散希望】と書いて実際に5000件近いリツイートでデマを拡散した百田氏。これで「誤りでした。すみません」と言えばまだしも、百田氏はこんなツイートで弁解しました。

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参照

「日本人を殺したいのか!」とまで罵倒しておきながら「勇み足」で済ませて、反省の弁を述べない百田氏。しかも「厳密にいうと」という限定付き。厳密に言おうが言うまいがデマですよね、百田先生?

しかも、後付で「それ以外の重要な審議が~」と付け加えて自分を正当化する百田氏。結論は同じなんだからデマじゃないんだ、とでも言いたいのでしょうか?

百田氏はこんなことも言っています。

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参照

「右でも左でもどうでもいい」
「『反日』と『売国』が嫌いで『平和』と『日本を愛する人たち』が好きなだけ」

これはネトウヨの常套句ですね。

例えば、このブログでもう30回以上取り上げているネトウヨの重鎮、井上太郎のプロフィールには、「右翼でも左翼でもない」「ただ日本を愛し、日本と日本国民を愛したいだけ」なんて書いてあります。このブログの読者なら、井上太郎がひたすら右翼的デマばかり吐くやつで「右翼でも左翼でもない」なんてのが大嘘なのはご存知のことと思いますが、まだご存じでない方はこちらをご参照下さい。
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百田氏も井上太郎も「反日」と「売国」が嫌いと言っていますが、それは彼らが勝手に自分の思っている「愛国」以外を「反日」「売国」としているだけですね。そうじゃなきゃこんな発言(↓)は出来ないでしょうね。
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参照

これでも「政治的な人間ではない」とか「『反日』と『売国』が嫌いなだけ」とかお笑いです。彼の中では、護憲派は「反日」だか「売国」だかなんでしょう。

「日本を愛する普通の日本人」を自称する人は、なぜか全然普通とは思えないという不思議(参照)。有名なところではツイッターでの「ソウルフード事件」の人がいますね。
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「日本を愛するごく普通の日本人」を名乗りながら、「日本は核武装して特亜三国に打ち込むべき」だそうな。これのどこが「ごく普通の日本人」なの?

彼らが言う「普通の日本人」とは「日本人の多数派」とか「大多数の日本人」とかを意味するのではありません。彼らは、自分が考える「あるべき日本人像」を「普通の日本人」と呼んでいるにすぎません。言い換えれば、「普通の日本人」の定義に自分が当てはまるのではなく、自分自身を基準に「普通の日本人」を定義しているわけなのです。

そして、彼らが「普通」であることを強調するのはなぜなのか? それは、自分たちが「普通」であるということで、自分と対立する人間を「異常」にすることができ、相手を叩く大義名分が得られるからですね。本当は自分の意見に過ぎないものを「普通の日本人」の意見だと言ってるだけなのですが。そして、愛国者である自分に反対する奴は「異常な反日カルトに違いない」と決めつけるわけです。

相手を「反日」「売国」と罵倒する人は、多くの場合、自分自身を基準に「普通の日本人」を定義づけ、異なる意見の人間を「異常」な「反日」「売国」野郎と決めつけて自分を正当化し、自己陶酔に浸っているのです。昭和20年までの数年間の日本人が、まさにそんな感じでしたね。

デマを吐いても反省せず、自分と異なる意見の人間を「反日」にしてしまうような、寛容性が欠落した「普通の日本人」には是非ともご注意下さい。

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