(少々ネタバレ)ちはやふる138首における遂に到来した激しい嵐に関する所感。
ちはやふる138首読了。
前回ラスト、
長くこころの内に秘めてきた想いをようやく千早に伝えた、太一。
そしてとうとう、
幼なじみとして接してきたふたりの男子の
想いの宛先となってしまった、千早。
かるたを通じて結びなおされた彼らの絆は、
友情を超えた感情の芽生えによって
その結び目をついにほどかざるをえなくなるのだろうか?
いよいよラブ方面での波乱が必至となったこの状況。
千早は太一の想いに何らかの反応を示すことができるのか?
(それとも新の時のようにスルーするのか?)
緊張感が超高まった状態で迎える138首。
以下、ネタバレとなりますので、ご注意下さい。
↓ ↓ ↓
○ ○ ○ ○
「好きなんだ、千早が。」
太一の言葉を受け、驚きを隠せない、千早。
(なんで?太一…なんで?)
(なんでいつも一人で…なんで なんで…?)
畳に預けていた身体を引き起こし、
真っ直ぐに千早を見据えたその太一の真剣なまなざしに、
これまでの彼が決して表に出してこなかった
“強い想い” を感じ取り、
千早の感情は激しく揺さぶられる。
(うそだよ…)
(うそだよ、うそだよ…)
動揺する千早に、
太一はゆっくりと、告げる ―。
「千早の」
「伸ばしたことのない爪が、好きだ」
「指が、髪が…バカみたいに大きく開く口が」
「笑ってる顔が」
「ずっとずっと、小さいころから ―」
その想いの宛先である千早の、
隠されることのない困惑の表情を目にした太一は、
思わず目を伏せ、決して口に出すことのない本心を、
ぐっと、飲み下す。
(でも、全部じゃねえよ)
(新のこと考えてるときの千早だけは ― )
千早の脳裏には、
あの小6の、かるたの練習を終えて
冬の夜道を3人で駆け帰った光景が浮かび上がる。
楽しかった、あの、冬の ―。
そして、
いままで見たことの無い、
こんな顔をする太一が、今、目の前に、居る。
じぶんのことを好きだという太一が。
好きだと言ってくれる、太一が。
それなのに、何故?
何故、
じぶんはこの目の前男の子の言葉よりも、
“彼” の言葉を思い出そうとしているのだろう?
(新は?)
あの秋の日に
新に告げられた言葉を思い出す、千早。
(新は?)
静かに頭を垂れ、じぶんに礼を送った、
あのときの新が姿が、千早の心に蘇る。
(気が向いたら、一緒にかるたしよっさ)
(一緒に、生きていこっさ)
最終下校のチャイムが鳴り始める。
遠くに聞こえた運動部の掛け声は
やがて夕刻を告げる赤い空に吸い込まれ、
憂いの鐘の音は、
残響の尾を細く長く引きながら
巡回にきた教師の、
お前らもう帰れよ、という声の上に重なってゆく。
「 ― 」
「 … 」
声になり切らない声をようやく搾り出した千早は、
ぎゅっと双眸を閉じたまま、俯いている。
そんな千早を目の当たりにして、
じぶんが言える言葉なんて、
ひとつしかないと思い知る、太一。
「…うん」
そう、ひと言。
太一は静かに答えて、部室をあとにする。
― とっくに。
僥倖のない試みをじぶんは選択してしまっているのだと
どこかでわかっていたのかもしれない。
だからもう、
じぶんにきちんと「こたえ」を、与えたかった。
彼女に、「こたえ」を決め付けてほしかった。
(― なにやってんだろ、おれ)
(自分だっていままで
だれの気持ちも受け取って来なかった )
(― チャイムに消えるような)
(千早に出せたんだ、あんな小さな声)
(“ 感じ ” 悪いから聞こえねーよ)
彼女が彼に告げた言葉とは、
「― ごめん」
* * * * *
一見、日常が戻ったように見える、瑞沢かるた部。
新2年生、新3年生となったいつもの面々は、
新入部員獲得のための部活紹介を成功させるため、
対策を練るのに余念がない。
一方、
太一たち国立理系クラスでは、
実力テストの結果が配布されていた。
そのテスト結果を見た駒野君は、
何故かあわてて西田君の元へ。
購買で炭水化物の摂り過ぎを
おばちゃんに指摘されている西田君を捕まえた駒野君。
「どうしよう、相談…肉まんくんにしかできない…」
何事かと西田君が事情を聞けば、
この春の実力テストでじぶんの順位が
「理系総合順位1位」という結果であったとのこと。
やったじゃん!!と手放しに喜ぶ西田君に、
「真島、大丈夫かな?!
かるた部、お母さんに辞めさせられないかな?!」
と、駒野君は顔面蒼白。
そう、
駒野君が学年1位ということは、
太一がこれまで保ってきた学年1位の座から陥落したということ ―。
いざとなったらストでも土下座でもして…という西田君だが、
ミセスプレッシャーの鬼の形相を思い出してガクブルに…。
そんな彼らの背中を、がばっと捉えたのは、太一。
「二人とも、いい?相談。」
* * * * *
部活紹介の当日。
結局かるた部は、
袴姿の女子ズを前面に押し出す作戦の模様。
全員集合しているはずの部員。
だけど、太一の姿が見当たらないことに、千早が気付く。
そこに宮内先生がやって来きて、彼女に声を掛ける。
「…ごめんなさいね、こんなタイミングに。
原稿のほう、訂正を ―」
そして、
おもむろに宮内先生は
読み上げ原稿の三年生の人数を、5人から4人に修正する。
驚く、かるた部一同に、
「……真島君から退部届をもらいました」
「受験勉強に専念したいと」
と、事の真相を告げる先生。
そんな突然の混乱の中、かるた部紹介の順番が巡ってくる。
「綾瀬、代わるから下がってろ!」
西田君と駒野君がショックを受ける千早を下げようとするが、
キャプテンとしてあくまでも気丈に振舞う、千早。
笑顔で部の紹介を開始し、
トークでは程よく笑いまで取る饒舌ぶり。
「去年は全国大会で優勝することもできましてー、」
「3年生と2年生、部員“6名”でがんばってます!」
(6名…?)
今まで思いもしなかった数字を口にした途端、
千早の目から涙が堰を切ったように溢れ出す。
マイクを放り出し、
その場を駆け出してゆく千早に会場にいる全員が唖然を喰らう中、
千早のあとをなんとかかなちゃんが引き受ける。
菫ちゃんも、かなちゃんも。
必死に涙を堪えながら ―。
* * * * *
太一を探し、引止めるため、
校外へ走り出る千早。
そして ―。
踏切りの手前で見慣れた背中を見つけた千早は、
必死に彼の腕にしがみつく。
「太一!太一!」
「いやだ太一!いやだっ」
「退部なんていやだ!いやだよ!太一っ!」
「いやだあぁっ!!」
感情を隠すことなく、
大声で泣きながらじぶんの名を呼ぶ千早。
制服がよれるほど腕を掴み、離そうとしない千早。
― なんで…。
なんでじぶんは千早にこんなことをされないといけない?
じぶんで下した決断を、なんで今更千早に否定される謂れがある? ―
太一はじぶんをきつくとらえている千早の手をもぎ取り、
彼女の頭をぐい、と掴み寄せて、口付ける。
「― 千早。」
「おまえはおれが
石でできてるとでも思ってんのか。」
激しく泡立つ怒りの感情をかろうじて抑制している彼の口から、
まるで吐き捨てるかのごとくじぶんに投げつけられたその言葉に、
呆然とする、千早。
「やれねーよ かるた」
「いま 百枚全部、真っ黒に見えんだよ」
(全部、全部、全部!)
そう言い放ち、
線路の向こうに歩き去ってゆく太一。
千早はその姿をただ見送ることしかできず、
その場に立ち尽くすのだった ―。
そして、次回に、続く。
○ ○ ○ ○
とうとう 千早、太一、新の関係性に
ひとつの答えが出されることとなった今回。
太一の想いを知らされた千早の心の動揺っぷりは
まるっと1ページを使って表現されていたけれど、
それくらい千早にとって太一の告白は
想定外の出来事であって、
しかも強烈な「不意の一撃」だったのだといえそうだ。
確かに、
千早にとって太一は
「大切な存在」であることに違いは無いのだろう。
しかし、
千早は太一がじぶんのことを想うような感情でもって
彼のことを認識することはこれまでなかったし、
だからこそ、
彼がじぶんのことをそんなふうに認識していたということを、
想像さえしていなかった ―。
それゆえの、衝撃。
それゆえの、
(…うそだよ、うそだよ、うそだよ…。)
という反応であった、といえまいか。
* * *
太一の告白を受けた際の千早の思考はまずもって、
(なんで?)
(なんでいつも “ひとり” で?)
というものであったことは、注視すべきかもしれない。
吉野会大会の時、千早は太一のことを、
(ずっと“一緒に”頑張ってきてくれた男の子だ)
と理解できるくらい、
彼のことを近しく感じることができていたのに、
修学旅行以降目立ち始めた太一の単独行動及び不言の行動は、
彼女に小さな不信感を抱かせてしまった。
それでも、かなちゃんの助言もあって、
“そうせざるを得ないのが太一なんだ”
と、懸命に彼のことを理解しようとを努めていたのに ―。
高松宮杯を境とした太一の明らかな態度の変化に、
さすがの千早も泣くほど苦しんでいたけれど、
それでも彼女の中の「太一の立ち位置」は、
最終的に、
“ 大切なかるたの仲間 ”
という域を超えることはなかった、ということか ―。
だから太一の告白を受けた千早の、
この(なんで“ひとり”で?)という言葉の行間には、
― 太一は私にとって、そして部のみんなにとって、
かけがえのない大切な「仲間」なのに、
なんで、いつも “ひとり” で思いつめて苦しんでいたの?
なんで「仲間」である私に、
そしてみんなに、頼ってくれなかったの? ―
という、
「彼の想い」とは別の、
「彼女なりの強い想い」が埋め込まれていたことだろう。
では、
仮に太一が “ひとり” で思いを抱え続けることなく
もっと早くに千早に思いを告げていたとしたら、
太一は彼女にとって
「大切な仲間」から「特別な存在」になり得ていたのだろうか?
あるいは、
彼が「かるた」を手に入れたいものを得るための “手段” ではなく、
じぶんにとって一意専心の “目的” と捉えてこれと向き合っていたのなら、
結果は異なっていたのだろうか?
― “もしも” をいくら語っても、
今となっては、もう、時は、戻らない。
* * * * *
一方で、
千早が太一に対してこのような答えを導き出すに至ったのには
挑戦者決定戦後の新の言葉が大きく関与していることが、
千早の心理描写によって明確に示唆されている。
かつて120首において、
(あれだけ真剣にかるたをする人たちにとって、
「一緒にかるたをしよう」はきっと…―。)
と、かなちゃんがモノローグで語っていたけれど、
今思えばあの言葉は
千早と新の信頼関係を言いあらわす伏線としての機能を
持たされていたといえそうだ。
「かるた」は千早と新にとっての “共通言語” であり、
また、
彼らにとっての “生きざまそのもの” と言っていい。
だからこそ、
あのとき新が千早に語った
「気が向いたら、一緒にかるたしよっさ」
という言葉は、
“ もしこの先のじぶんたちの未来が
まだ同じ「かるた」という道の上にあるのなら、
その時は一緒に道を歩んでゆこう ”
つまり、
(一緒に、生きていこっさ)
という意味で語られたものだった、と言えまいか。
そして、
千早も新の言葉を、その “意味” で理解し、受け取った。
だからこそ、
千早はあの時畳に倒れ込んでしまうほど驚いたし、
その後もそれを思い出すと指先とお腹があったかくなるという
特異な身体反応が生じてしまうくらいに、
彼女にとっては途轍もない衝撃だったのだろう。
一緒に、生きる。
これはもう既にただの告白ではない。
相手のすべてをまるごと受け入れたいと願い、
またじぶんのすべてを相手に与えることに何ら躊躇は無いという、
ひとの “生きざま” に深く関わろうとする宣言だ。
これは「家族」という絆にいきなり飛び込むようなもの。
奇しくも1年生のクリスマスに駒野君が千早に語った、
“ここにいたらいいのにって思う人は「家族」なんだって。
つきあいの長さも深さも関係なく。”
という言葉が思い出される。
そして123首において、
この言葉と共に、“ここにいたらいいのに” と、
千早が思い浮かべたと人物とは誰であったか ―。
* * * * *
今回の本誌は、
読みたいような読みたくないような…という気持ちで
ページをめくっていたのだが、
なんとも複雑な後味の終わり方だったな。
長く我らを煩わせてきた彼らの三角関係にようやく答えが出されて
スッキリするはずじゃなかったのかな。
それにしても、
やはり太一は経験豊富だったことが判明した。
あんなふうにすんなりチューできないでショ。
高校生が。
(その点でも少々複雑な思いが…。)
太一は今後どうやって気持ちに整理をつけるのだろう?
やはりここは、
かつて同じように「かるた」によって傷つき、
ダークサイドに落ちた経験のある新が
熱い友情でもって、太一を引き戻してくれる展開を断然希望したい。
次号はクーベルチュールが掲載されるとのこと。
二郎さんにまたあえるな!!
はじめまして、こんにちわ
いつもちはやふる考察を読ませていただいてました
くるしい告白にくるしいキスでしたね
わたしはあらちはをずっと応援してきましたが、
前回、今回に続きふるえるものがありました
今回ちはやがすぐに答えをだしたことに驚いてます
ただ、あのチャイムと重なったシーンで2つの
吹き出しがあることが気になってます
太一の言葉にあるように一つ目は、ごめん
ではもう一つはなんだったのでしょうか?
そして、感じ悪いから聞こえねえよとあるように、
ごめんに続くもう一言に太一は気付いてないよう
でしよね?
もしかした、考えさせてとか、今は応えれない
など、、、
だとしたらふられたと太一は早とちりしたことに
なってしまう
いったいなんと言ったんだろう?
この言葉からの千早に黒い札が舞い落ちるだと
思うので、もしかしたら3人でいたいからとか
なのか?
またよかったら意見聞かせてください(*^^*)
突然きてながながとすみません
投稿: からこ | 2014年10月 2日 (木) 09:29
本当に衝撃です!137首で第一撃!そして、今回も!
私は、ずっと「ちはや&新」が結ばれて欲しいと思ってます。
ただ、太一を応援する人が多い事も認めますし、太一が素晴らしい人物だという事もわかるので、凄く複雑です。
でも、やっぱり、もし太一とくっついてしまうなら私はショックで寝込むかも。。
今回、どうして「一緒に生きていこっさ」とちはやが思ったのか疑問でしたが。。そういう事なんですね。。それなら納得できます!あの言葉の意味は、2人にはそのような深い深い意味である事だったのかと・・・
しかし、からこさんの投稿のように・・・まだちはやの選択肢の中に「太一」がいるとしたら?も~、本当にどうなっちゃうの~??心配です。クチビル奪われちゃったし。。私の不安はまだまだ続きそうです。。
新が告白してから・・ずいぶん経つ気がしますが、ほっといてあるし。。恋模様は、動き出しましたが、そう簡単にはいかないですねえ。。「かるた」ばかりの青春に、「恋愛」がどっぷり入ってきて・・不思議ですね。とうとう終結に向かっているのだなあ…と・・寂しい気持ちもしてきます。
でも、私は、何が何でも 「ちはや&新」を期待してます。
だって、太一は、「お金持ち、かっこいい、頭もいい、性格もいい」とにかく、全てを手に入れているスーパーマン!そりゃ、ちはやだって、太一と結婚したほうが幸せに決まってる・・けど・・やっぱり、「かるた」に出会い、その情熱で人生をより充実したものにしてくれたのは・・やっぱり始まりは「新」との出会いだから!!!お願い!!神様!!!ちはやは、新と一緒に歩む人生を選択して欲しいです(*^。^*)
恋愛模様が気にかかって、ため息が出ちゃうし、心配でしょうがない毎日です。。心配してもどうしようもないのに・・めっちゃ心配です(p_-)次回はどうなるんだろう~~((+_+))
投稿: ゆづリスト | 2014年10月 2日 (木) 13:51
はじめまして。
いつも所感を拝見させて頂いてます。
ちはやふるを読んで、もやっとした時にこちらの所感を読みスカッとさせて頂いてますが、今回は138首を読む前にこちらに来てしまいました…。なんだか手に取れなかったです。。
展開としては私の想像通りだったのですが、、想像以上にスッキリしなかったのですね。
仮に、太一と付き合うと千早が返事をしたとしても新を敵と思い新を想う時の千早を受け入れられない時点で、ちょっといざこざあったけど…みたいな軽い感じでは終わらせられないよな…もっとズドンと、ドシンと、痛みを伴うくらいの大事件だよ、と他人事のように思ってしまいました。
ちはやふるを読み進め、作者の末次先生から新への愛情をひしひしと感じてきました。
でも、新とは違った意味で太一への愛情も感じています。特に今回。
新の告白は、本当プロポーズそのものですね。
小学生の頃の方言メモの回想を入れての告白なので、新は千早にひとりぼっちの真っ黒な世界から引き戻してもらった、と解釈しています。
だからこそ、新に太一を引き戻してほしいと私も思います。友情の片想いを両想いに…なんだか違う感じになっちゃいましたが。。笑
乱雑な文章をお許し下さい。
これからも、所感をちはやふると一緒に楽しみにしております。
投稿: めいべる | 2014年10月 2日 (木) 16:20
musicasskyさん、初めまして。こちらでいつもこっそりストーリーを追わせて頂いておりました。今回という今回は、あまりの衝撃で夕食作りの手が止まってしまいまして、初めてコメントを書かせて頂きます。
個人的には、太一をずっと応援してきました。
まだ夢は捨てていません(笑)
私は、太一の告白をきっかけに「一緒に生きていこう」という新のメッセージを解し、新にちゃんと返事をしていないまま、太一を受け入れるわけには行かないと思った千早が、今の時点では「ごめん」しか言えなかったのではと。。。そして今後、離れてしまった太一の有難さを痛感して、いずれは太一と。。。と儚い夢を追って行きたいと思います。
無理ですかね。。。(;_;)ご意見頂ければと思います。
投稿: にゃむた | 2014年10月 2日 (木) 17:19
musicasskyさん、はじめまして。
今までで、1番衝撃を受けた今号を読み終えてモヤモヤとした思いの中、色々な方の意見や考えを求め彷徨っていた所、musicasskyさんの所感を拝読し、モヤモヤした思いが少しずつ晴れてきました。
新と太一では、告白の仕方や状況がそれぞれ異なっていて、それぞれの思いや背景が特徴的だった訳ですが、今回の告白後の状況は、新の告白のそれとはあまりにも違いすぎて、見ていて辛いなと思いました。告白後のちはやの衝撃の受け方や受けとめ方は、太一でなくてもさすがにきつくて、これは耐えられないだろうと思いました。
「百枚全部、真っ黒に見える」言葉通り、今真っ黒な世界にいる太一ですが、今を乗り越えて「かるた」を手に入れたいものを得るための “手段” ではなく、 一意専心の “目的” と捉えて、またかるたの世界に帰って来た時、底知れぬ力を備えて、東の代表として新と対峙することになるであろうことを期待したいと思います。
受験との両立は確かに難しいとは思いますが、彼ならできるのではないかと思いますし、受験とかるたどちらにも人生かけて頑張ってほしいと思います。
太一を引き戻してくれると思われる人、たくさんいると思われますが、敢えて新であってほしいと希望されるmusicasskyさんの思い、いいなと思いました。
投稿: Candy | 2014年10月 2日 (木) 19:46
はじめまして。いつもひそかに読ませていただいておりました。今回、衝撃的すぎたのでコメントいたしました。
138首を読んだ時、太一がもう戻ってこないのではないか?千早らしいかるたが出来なくなるのではないか?と不安に思ってました。私には希望がないように感じてたのです。しかし、ブログや皆さんのコメントを見て、新が太一を救ってくれるのではないかと希望が見えました。139首までずっと悲しい気持ちで待ち続けることになると思っていたので、私が救われました笑。ありがとうございました(*^^*) 私は新が好きなので、これからたくさん出てきてくれるようになったら、うれしい限りです笑。
投稿: ひつじ | 2014年10月 3日 (金) 19:42
投稿: | 2014年10月 4日 (土) 15:45
はじめまして。太一を応援している者です。
とはいえ、千早が新を好きと言うのなら、それはそれで仕方のないことで(確かに新は懐の深い男で、いい奴です)、最終的に誰と…というのは千早次第、末次先生次第と思っています。
でも、です。今回は辛い。
新のおじいちゃんような、かるたの、ひいては人としての生き様の導き手が身近にいなかった太一が、新のめがねの件以降、千早への想いを拠り所にここまで頑張ってきて、ようやく自分自身や周囲の人を見つめることができるようになってきた…と思っていたところにこの展開。
太一に容赦ないなぁと思わずにはいられません。
だからこそ、これは試練なのだと自分に言い聞かせています。ただ、私は 新が太一を救う、というのは希望しません。それでは太一は新に頭が上がらない。
そんなこと絶対にないのかもしれませんが、私は太一の頑張りを近くで見てきた母親、あのミセスプレッシャーに期待しているところです。一番になれない世界でもがいている息子の姿に、心を動かされない親はいないと思うのですが…甘い考えですかね。
名人にもクィーンにも肉親との絆が描かれてきたように、太一にもあったらいいなぁと思います。
2回休載。悶々としたまますごさなければなりませんね。
長文、失礼しました。
投稿: みいほ | 2014年10月 4日 (土) 15:48
はじめまして。
今回は本当に衝撃的でした。
いつかはこうなると予想はしていたものの、やはりつらいですね。
個人的に、太一を救ってくれるのは「新」ではなく「かるた」であってほしいなと思っています。
この場合で言うと近いのは「原田先生」でしょうか・・・。
ここからやっと太一の中で「かるた」から千早を切り離せるようになるのではないでしょうか。
千早を抜きにして「かるた」と向き合えたとき、太一は強くなるような気がします。
太一派のわたしとしてはここからの展開に期待です。
だってこのままではつらい。(泣き)
投稿: まさこ | 2014年10月 5日 (日) 13:02
からこ さま
からこさん、こんにちは。はじめまして!
このたびはご来訪、誠に有難うございました。
コメントを頂けて嬉しいです。
>ごめんに続くもう一言に太一は気付いてないよう
でしよね?
確かに、この場面では千早が三言言っていますよね…。
そのうちのひとつが、ごめん、という言葉なわけですが、
あとの二言はからこさんの仰るとおり、
じぶんでそう言ってしまったものの、
まるでかるたが黒く塗りつぶされてしまうような内容であった…
ということはいえそうです。
あのときのごめん以外の二言を推測するのはなかなか困難ですが、
当方としましては、
じぶんが太一と新に対して抱いていた愛情の種類と
太一がじぶんに対して抱いていた愛情の種類とが異なっていたという事実を、
太一本人の告白によって思い知ることになった千早が、
“じぶんは今、太一の望むような仕方でそれに応えることができない”
と直感し、
そういった主旨の内容を残りの二言で彼に告げたのではないだろうか…と
推測しているところです。
なお、千早が太一に「ごめん」という言葉を告げるまでに、
彼女は「新は?」と2度じぶん自身に問うていました。
これは、新の愛情の種類が、
どのような種類のものなのかについて
再確認しようとしていたからではないかと思っています。
そして、その再確認で彼女が得た答えとは、
太一の愛情と新のそれは“種類が異なる”ということ。
さらには、
太一のそれとじぶんのそれもが同様に異なっている、ということ ―。
太一のことは勿論好きだけれど、
太一がじぶんを想う想い方とじぶんが太一を想う想い方が
異なっている事実を知った彼女は、
今、それに応えることができない、という事実をじぶんの中に発見し、
世界が暗転するくらいの悲しみを覚えたのではないでしょうか。
大好きな、大切な札たちが、黒く塗りつぶされてしまうくらいに ―。
>だとしたらふられたと太一は早とちりしたことに
なってしまう
うぅむ…そうなのですよね…そこが心配のタネなのです。
それは太一のモノローグにある、
(自分だっていままで
だれの気持ちも受け取って来なかった )
という台詞にもあらわれている気がします。
少なくとも太一は現時点ではそのように理解してしまっている…。
しかし、
ここで重要になってくるのは、
千早は新の告白に対して未だに何ら返答をしていない、
という事実です。
千早は、太一の言葉を聞いて「新は?」と自問し、
その結果、彼の「一緒にかるたしよっさ」という言葉を
「一緒に生きていこっさ」と理解していた事実を再認識していますが、
(あるいはあらためて発見したのかも?)
これは恋愛感情というよりも、
むしろ連帯の上に成り立つ友愛的なもの、
あるいは無私の上に成り立つ家族愛的な愛情という感覚に近く、
より多層的解釈が可能な大容量の愛情であるといえます。
太一が千早に抱いている、
異性に対する限定的な愛情とは種類の異なる感覚のものです。
千早にとっての新は、目的を共有する人物であり、
また、目指すべき強さを持っているという点でも
憧れを抱く人物として存在しているわけなので、
それがあの挑戦者決定戦後のあの時に、
いきなり、しかもなんの前触れも無く、
どーん、とそんな愛情をぶつけてきたのです。
そりゃあ驚くし、混乱もするというものです。
あの時は一方的に新がその場を立ち去った、という事情もありますが、
そのような大容量の愛情に対する応え方が
千早にはさっぱり想像することができず、
いまだそれに対する「答え」を探り続けている、
というのが現状ではないかと…。
ただ、少なくとも、
「恋愛感情」に対する答えとしては、
今のじぶんは同じ仕方でこれに応えることができないことだけは
分かっていて ―。
これらを踏まえて総括すると、
千早は太一も好き、新も好き。
そしてふたりは千早のことをそれぞれに好きと言ってくれている。
だけれども、今、
太一に対する愛情の返し方も
新に対する愛情の返し方も、千早はわからずにいるために、
太一に対しては「(今は、)ごめん」としか言えず、
新に対しては未だに答えを保留するに至っている状況にある。
けれどもそのことは、
千早が太一を全否定した、ということを意味するわけでも、
新のことを受け入れる選択をした、ということを意味するわけでもない。
彼ら3人の、
現状における愛情の所在とその在り方の再確認を行うために、
今回あえてこのような展開が演出されたのではないか?と。
そのように考えているところです。
そういう意味では、
彼らの三角関係に今回ひとつの答えが提示されたものと考えています。
大変長くなってしまいましたが、これが当方の推論です。
からこさんのお考えとは違っているのかもしれません…。
しかし、一読者の一推論ということで不足の程はお許し頂きたく!
でもひとつ、最後に言えるとすれば、
年末に筑波家で実施した瑞沢クリスマス会の際、
駒野君の“ここにいればいいのにと思う人は既に家族なんだ”
という言葉とともに千早が思い出していた人物は、新でした。
なので、
千早が新に対して抱いている感情は「家族」的なものである、
ということはこの描写によって、断言可能と考えます。
上記を根拠に千早の好きが恋愛感情ではない、とすれば、
好きの種類が近いのはこのふたり。
そういう意味ではこのふたりの想いは
かなり近接しているものと言えそうですね。
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 5日 (日) 23:47
ゆづリスト さま
ゆづリストさん、このたびはご来訪頂き、誠に有難うございます。
そして熱いコメントを頂戴し、感謝申し上げます!
>今回、どうして「一緒に生きていこっさ」とちはやが思ったのか疑問でしたが。。
そういう事なんですね。。それなら納得できます!
この点について共感頂けたようでほっとしております。
当方も一読目では、
好きとか嫌いとかの問題をすっ飛ばして人生の話とかって!
どうしちゃったのふたりとも!?…と思いました(笑)。
ですので、
彼らにとっての「かるた」とは?と考えたとき、
じぶんを懸けきってていいといえる究極で最大のものであり、
そしてそれそのものが既に彼らの生きざまになってしっまっている、
そんな存在であるといえますので、
それを「一緒にやろう」と表現するということは、
「一緒に“人生という”おなじ道を進みましょう」と言っているのと
同義である、と解釈できるのかな、と考えた次第です。
>しかし、からこさんの投稿のように・・・まだちはやの選択肢の中に「太一」がいるとしたら?
うぅ~む…そうですね…。
当方、太一はまだ千早にとっては大事な存在としてある、
あるいは今後もそうあり続けるのではないかと思っております。
つまり、
からこさんへのレスにも書かせていただいたのですが、
千早は太一のことも、新のことも、好き。
ただ、今は、太一が千早に対して欲している愛情を、
彼女は同じように彼に返すことができない、と感じており、それゆえに、
そのことに対して今回彼女は「ごめん」と謝罪したのではないか、
と推測しています。
ですので、彼らがそれぞれに様々な経験を経たのちに、
千早が想いを変化させて太一が欲する愛情に応えられるようになるか、
もしくは太一が想いを変化させて千早が太一を想う仕方の愛情に応えられるようになるか、
このどちらかが生じれば、あるいはその可能性があるのでは…と。
でも、
当方が気になっているのは、
「家族」というキーワードで考えたときに、
今、気持ちが近い距離にいるのは千早と新だろう、ということです。
昨年末のかるた部クリスマス会の際、
千早がここにいればいいのに、と思いを馳せた人物は、新ですし、
新が未来の人生でも共に道を極めようと言った相手は、千早です。
しかし、彼らはまだ太一のようにこれを恋愛感情に変化させていません。
というか、恋愛感情かもしれないこの想いをそうとは認識していません。
彼ら3人ともが互いを想い合う愛情の種類が異なっているために、
今ラブ方面のフィールドはとても困難な状況に陥っていると思います。
太一と新のどちらかが千早の、
あるいは千早が太一と新のどちらかの愛情の波長に
チューニングが合ったそのときこそが、本当の意味での決着、なのでしょうね。
>お願い!!神様!!!ちはやは、新と一緒に歩む人生を選択して欲しいです(*^。^*)
うをっ!ゆずリストさん、熱いです!
思いがめっちゃたぎってます!(^0^)
>恋愛模様が気にかかって、ため息が出ちゃうし、心配でしょうがない毎日です。。
当方もです。
蛇の生殺しみたいなこの状況をどうにかして!みたいな。
ハッキリしたようなハッキリしてないような微妙な後味の今回ですが、
とにかく、恐れずに今後を見守ってゆくしか…。
もう、どっちか決めずに
3人仲良くしてくれないかな!とか思ったりします(笑)。
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 5日 (日) 23:51
めいべる さま
めいべるさん、はじめまして!
このたびはご来訪、誠に有難うございました。
そしてコメントを頂戴し、嬉しく思っております。
>展開としては私の想像通りだったのですが、、想像以上にスッキリしなかったのですね。
はい…未来の可能性を残しながらも、
現状における彼らの三角関係にひとつの答えが出された、そんな回でした。
末次先生は今回、大事な場面で台詞を伏せて、
物語の展開に余地を与えるような描き方をされていたのですが、
このことは、
「これが彼らの関係性の最終的な結論ではないですよ」
という先生からのシグナルだ、と
受け取った方がいいのかもしれません…。
太一からの告白を受けた千早が彼に返事をする場面において、
彼女は三言彼に何かを言っているのですが、
そのうちの二言が伏せられており、残る一言が「ごめん」となっています。
伏せた台詞が末次先生からの上記シグナルなのだとすれば、
この「ごめん」にはいまだいろんな可能性が秘められているはずなのです。
しかし今、太一は千早の「ごめん」に対し、
じぶんの愛情を全否定されたのだと理解してしまっています。
そして、過去のじぶんの恋愛に照らし合わせて、
(自分だっていままでだれの気持ちも受け取って来なかった )
と言っている。
これはある意味、
彼のこれまでの恋愛が状況に流されるような性質のものだったことを
示唆しており、今、じぶんはその報いを受けているのだ、
と言わんばかりの自虐的な心境に陥っています。
それに追い討ちをかけるかのように、
千早は太一に「部活をやめないで」と追いすがったものですから、
彼の心理状態は、現在最悪なものであると言っていいと思います。
ここから太一はどのように浮上するのか。
>新は千早にひとりぼっちの真っ黒な世界から引き戻してもらった、と解釈しています。
>だからこそ、新に太一を引き戻してほしいと私も思います。
めいべるさんのご意見のとおり、当方もそれを期待している次第です。
そしてまさにその伏線として、
高松宮杯の直接対決で太一に対する新の心理描写がクローズアップされて
描かれていたのかもしれないな、と思ったりします。
あの時の新はまさに太一に「友情の片想い」をしていましたから。
しかし、今、
太一は新の顔も見たくないという心境でしょうから、
ふたりを接触させる方法は…なんだか難しそうですけれど…。
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 5日 (日) 23:58
にゃむた さま
にゃむたさん、こんにちは、はじめまして!
このたびはご来訪頂き、誠に有難うございました。
そしてコメントを有難うございました!
>私は、太一の告白をきっかけに「一緒に生きていこう」という新のメッセージを解し、
>新にちゃんと返事をしていないまま、太一を受け入れるわけには行かないと思った千早が、
>今の時点では「ごめん」しか言えなかったのではと。。。
はっ!Σ(゚Д゚;)
にゃむたさん!…にゃむたさんの説、目から鱗です!
新に返事をしていないことを気に病んでいることも
「ごめん」という言葉に含まれている、と。
確かに、そう理解すれば千早の謝罪の解釈にも信憑性が増します。
新たな知見を頂き有難うございます!
当方、
三者三様の愛情のすれ違いにばかり目が行ってしまっていましたが、
千早の残りの二言がハッキリしなければ、
どんなふうに今後お話が展開してゆくのかなど本当にわかりませんよね…。
ところで、最近当方が読んだ本の中に、
“人は見たいように物事を見、考えたいように考える”
という一節がありました。
様々なブログさんでアップされているちはやふる感想は
今まさにそんな状況になっているのかな、と。
千早を巡って、太一の幸せを願っているひと、新を応援しているひと。
それぞれが作品に散りばめられている欠片を頼りに、
こんなふうになったらいいなあ、なってほしいなあ、と考えている。
当方も、近頃ではこの3人の様子をみているのが苦しくて、
もう二者択一とかではなくて、
彼らの愛情が友情に収まってチームちはやふるのままでいてくれたらいいのに!
と、思ったりしてしまう始末…。
でも末次先生は
苦しみながら彼らの関係性に最終的な「答え」を出すのでしょう。
生みの苦しみは読者の想像をはるかに超えるはずですので、
これくらいでへこたれていたら末次先生に申し訳が立たないですよね。
と、最後は話が横道に逸れてしまいましたが(汗)、
こっそりといわず、いつでもこちらにいらっしゃって下さい!
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 6日 (月) 00:04
Candy さま
Candyさん、はじめまして!
このたびはご来訪頂き、誠に有難うございました。
そしてコメントを有難うございました!
>新と太一では、告白の仕方や状況がそれぞれ異なっていて、
>それぞれの思いや背景が特徴的だった訳ですが、今回の告白後の状況は、
>新の告白のそれとはあまりにも違いすぎて、見ていて辛いなと思いました。
確かに、
彼らの告白についてはとても対照的な描かれ方だったと思います。
末次先生は彼らとかるたの関わり方がそれぞれ象徴的に理解できるように、
告白時の彼らを、
新は袴
(試合でしか千早と会えないこと、
そして名人を目指す強い意思の象徴として)
太一は制服
(かるた部をつくり、日常的に千早を、そして部を支え、
学生の本分である勉学にも力を尽くしている象徴として)
そしてその場所はかるたの戦いの場である
畳の上と共通してはいましたが、
新は千早の目を真っ直ぐに見て、
太一は当初千早に顔を向けることなく ― 、
…という“対比な”シチュエーションで描いておられましたね。
特に太一の場合、
じぶんの過去の咎の告白から入っているという点で
一層の辛さが画面から伝わってきて、
読んでいるこちら側まで息が詰まる思いでした。
この対比が今後の行方に関する伏線を負っているのかどうかは
今の時点ではなんとも判断できませんが、
少なくとも、
太一は千早に対する長年の負い目を清算できたことで、
この138首ではきちんと畳から起き上がり、千早を見据えて、
再度しっかりと想いを伝えることができたということに
個人的には救いを感じています。
>受験との両立は確かに難しいとは思いますが、彼ならできるのではないかと思いますし、
>受験とかるたどちらにも人生かけて頑張ってほしいと思います。
そうすることが可能なポテンシャルを持っているのが太一ですよね。
今は受験に専念することに決めたのであれば、それに専心し、
かるたについては今現在にとらわれることなく、
長く継続する気持ちを無くさずにいてほしいです。
末次先生が太一の師匠に「原田先生」を配したのは、
かるたと医師という仕事の両立が可能であることを
原田先生という実例によって彼に示すためだったと考えます。
精神面の問題が払拭されたなら、
太一はとても強いカルターになるはず。
そして、
かつての始じいちゃんと佐藤先生のように、
太一と新も互いを好敵手として認め合い、長年にわたる親友として
その関係を築き上げていってくれることを願います。
>太一を引き戻してくれると思われる人、たくさんいると思われますが、
>敢えて新であってほしいと希望されるmusicasskyさんの思い、いいなと思いました。
ご同意、有難うございます。
太一にしたら新は今一番目にしたく無い人物のはずですが、
かるたが原因で辛い思いを経験した新であれば、
じぶんが太一と千早に救われたときのことを踏まえて
男同士、腹を割って本音をぶつけ合うことができないだろうか、
と、期待を持っています。
かつての「めがね事件」のとき、
彼らの間でだけ“本音”が交わされたように ―。
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 6日 (月) 00:14
ひつじ さま
ひつじさん、こんにちは、はじめまして!
このたびはご来訪頂き、誠に有難うございました。
そしてコメントを頂き、感謝いたします!
今回、ひつじさんにとっては衝撃的すぎた内容だったのですね。
確かにいろんな意味で衝撃は半端なかったですが!
個人的には、
太一が長年千早に隠し続けてきた「めがね事件」を
とうとう彼が告白した場面がこの流れの中では一番の衝撃でしたが、
ひつじさんにとってはどの場面が衝撃的だったのでしょうか?
>しかし、ブログや皆さんのコメントを見て、新が太一を救ってくれるのではないかと希望が見えました。
はい、
その点についてはまだまったくの推測と希望というレベルなのですけれど…(汗)。
今現在、太一が一番顔をみたくもない人物にその役を担ってほしい、
という期待を当方が持っていることについて説明を加えるとするならば、
自らを悩み苦しめる原因から目を逸らすことをやめようという決意が、
彼に「めがね事件」を千早に告白させ、
そして彼女に長年の想いを伝えさせる原動力となったように、
太一が再びかるたの世界に戻ってくるのであれば、
彼がかるたをやれない原因の一端を作った張本人からのアクションに対し、
嫌悪感を覚え、矜持を打ち砕かれる思いをしながらでも、
それでも、じぶんはもうじぶんを苦しめる原因からは逃げたりしない、
という決意とともに、最終的には“自力”で戻って来る ―。
そんな展開を期待したい、と思っているからです。
男同士でもう一度腹を割って本心を見せ合って、
とことんやりあってもらいたい。
そして、さっぱりと理解しあってほしい、そう思っています。
(現実にはこんなに都合よくはいかないのでしょうけれど…(汗))
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 6日 (月) 00:21
みいほ さま
みいほさん、こんにちは。
このたびはご来訪頂き、誠に有難うございました。
そしてコメントを有難うございました!
>新のめがねの件以降、千早への想いを拠り所にここまで頑張ってきて、
>ようやく自分自身や周囲の人を見つめることができるようになってきた…と思っていたところにこの展開。
>太一に容赦ないなぁと思わずにはいられません。
確かに、いちどきに太一に試練が集中しているといっていい状況です。
新の告白以降、
学校では千早の変化を間近で目撃することとなり、
名人戦では新の決意宣言を目の当たりにし、
高松宮杯においては新との対戦に敗退し、
さらには好きだと告白した千早からの「ごめん」という言葉 ―。
これまで彼はかるた部と千早のために、
そしてじぶんのために、
様々に努力をしてきたし、心を砕いてきました。
そしてそうすることで、
少しずつ、彼は「じぶん」を作り上げてきた。
ようやくじぶんでもその「かたち」を
おぼろげながらもつかめそうなところまで来ていたのに、
千早の言葉によって彼は今、かるたから離れようとしています。
これはあまりにも辛い。
まさにみいほさんの仰るとおり、
彼にとっての人生最初で最大の「試練」といえると思います。
>ただ、私は 新が太一を救う、というのは希望しません。
>それでは太一は新に頭が上がらない。
みいほさんのご意見、もっともです。
太一がかつて自ら「敵だよ」と宣言していた相手なのですから、
彼にとっては「どの面下げて俺に関わろうというのだ!」という
気持ちにきっとなるはずです。
でもここであえて彼が敵と認識しているで新に
その役を担ってもらいたい、と当方が期待を掛けるのは、
太一にはその敵を乗り越えようとする「克己心」が必ずあるはずで、
そういう強さを原動力にしてかるたに戻ってきて欲しい、
戻ってくるべきだ、と思っているからです。
じぶんを打ちのめす原因の一端を作った張本人を突破しなければ、
太一はほんとうに新に頭が上がらないことになってしまう。
ひつじさんのコメントのレスにも書かせていただいたのですが、
新に対して嫌悪感を覚え、矜持を打ち砕かれる思いをしながらでも、
それでも、じぶんはもうじぶんを苦しめる原因からは逃げたりしない、
と考えられる太一であって欲しい、そう思います。
ですので、
かつて「めがね事件」で彼らが本音を言い合って
分かり合えたように、
もし、新が太一にかるたをやめるな、と引止めに行ったとしても、
太一はそこで引いたり背を向けたりせず、とことんやりあって
互いに心の着地点を見つけ出して欲しい、と希望しております…。
>そんなこと絶対にないのかもしれませんが、私は太一の頑張りを近くで見てきた母親、
>あのミセスプレッシャーに期待しているところです。
これはまさにコペルニクス的転回ですね!
太一にとってはかなりのインパクトになると思います!
いつか千早も、
「太一の強いところはお母さんが作ったんだね」
と言っていましたし、
ミセスプレッシャーは彼の性格形成に
多大な影響を及ぼしていますから、是非期待したい展開です!
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 6日 (月) 00:34
りぶろさんこんにちわ
リコメして頂いて嬉しいです
りぶろさんの考察は、ことばの選択がとても素敵で、本編をよりドラマティックに感じさせてくれて、読むのがすごく楽しみです
私は新が好きなので、ついつい新贔屓の目で読んでしまうので、偏りのないりぶろさんの考察は、可能性を幾重にも広げてくれる気がします
〈千早が新に対して抱いている感情は「家族」的なものである、
〈好きの種類が近いのはこのふたり。そういう意味ではこのふたりの想いはかなり近接しているものと言えそうですね
たしかに、今の2人に流れる感情は、
恋愛という変わりやすい形というよりは、どちらかというと普遍的な常な気がします
でも、わたし、それらが実は恋心であるとここから気づいてくれたりしたらいいなと希望してます
今まで、千早の好きも、新の好きも、正体がよくわからない、でも敢えて言葉にするなら好きってことなのかと思ってきていました
でも、今回の嵐が引き金となって、
2人に流れる好きの本当の正体がわかるといいな、
もしくは、太一の欲するような激しい感情にと、2人が変化してくれたらいいなぁと切に希望しています
ちはやふる、、、からくれない・・・
新のカルタが水のようだと例えられること、千早がその札だけ真っ赤に見えること、それらがカルタだけでなく、恋ともリンクしていますように‼︎と願う日々です
139首までまだまだ長い道のりでため息が出ますが、りぶろさんの考察を楽しみにしていますp(^_^)q
投稿: からこ | 2014年10月 7日 (火) 05:59
苦しい苦しいお話でしたね。
苦し過ぎて、キスシーンも
ちゃっかり優勝賞品もらっちゃったんだな!
なんて、明るく突っ込んで現実逃避…
だって切な過ぎるんですもの
。・゜・(ノД`)・゜・。やりきれない〜
きっと太一が机君や肉まん君に相談したのも
今後の千早のフォローだと思う。
太一、いい男過ぎるよ!
ここで太一を救うのは菫ちゃんであって欲しいなぁ
彼女はかるたをやめずにやってきてるんだし、
太一に喝を入れて(>人<;)お願いっ
しかしコメント欄も熱い!
それぞれの皆様の解釈に
なるほど!と思ったりまた切なくなったり。
いい歳した私ですが、
浮いたり沈んだりを千早や太一と一緒にしていますー
投稿: あゆ。 | 2014年10月 7日 (火) 16:11
こんにちは。とても丁寧なリコメ、ありがとうございました。
今回ばかりは胸の中に言葉を留めておくことができず、さりとて私ほどの年齢になると周囲に語り合う人もなく、人生初のコメントとなった次第です。
>太一にはその敵を乗り越えようとする「克己心」が必ずあるはずで、
そういう強さを原動力にしてかるたに戻ってきて欲しい、
戻ってくるべきだ、と思っているからです。
私もそうあってほしいと思います。
太一贔屓な私としては、新が太一のほうへ来るというよりは、太一が新のほうへ行くというかたち(イメージ)で乗り越えてほしい と願っているのです。
そのためには気持の立て直しが必要で、そのきっかけがミセスプレッシャーではないか、と。「太一」という名前の由来とか、絡んでくるのかな、と。
ここまでくると、自分でも「見たいように物事を見、考えたいように考え」てるなあと
思いますね。(^^ゞ
読めば読むほど新のほうが千早に近いので、私はこれからも太一を応援しようと思います。
投稿: みいほ | 2014年10月 7日 (火) 21:18
まさこ さま
まさこさん、こんにちは、はじめまして!
このたびはご来訪頂き、誠に有難うございました。
そしてコメントを有難うございました!
&レスが遅れて大変申し訳ございません!
>今回は本当に衝撃的でした。
>いつかはこうなると予想はしていたものの、やはりつらいですね。
今回は三者三様の愛情がどのようなもので、
どういった位置づけにあるのかが示された…そういった感がありますよね。
そういう意味では彼らの三角関係に
ひとつの答えが出された回であったのかな、という印象です。
しかし、
千早の「ごめん」以外の二言が明確になっていませんので、
あえて伏せられたその二言に、
この先の3人の関係性を大きく転換させる何かが
隠されているのでは?という可能性も否定できないですよね。
末次先生のことですから、
上げて、落とす、的なドS的展開があるやもしれず(汗)。
(そういうの、これまでもままありましたし…。)
>個人的に、太一を救ってくれるのは「新」ではなく「かるた」であってほしいなと思っています。
>この場合で言うと近いのは「原田先生」でしょうか・・・。
太一を引き戻す役に新を当てることは反対、というご意見、
上記でコメントを頂戴しているみいほさんと同様のご意見ですね。
そしてまさこさんの推測では、
太一を引き戻すきっかけを作るキーマンは原田先生ではないか、と。
…成程です!!
確かに、
この状況下で
太一が一番素直に話を聞くことができるであろうひとは、
彼がこの状況に至っていることに一切関与のない、
ニュートラルな立場の人、と言えそうです。
その点、原田先生は太一の師匠ですし、
もちろん尊敬もしている人物ですので、
太一が安心して弱音を吐くことができるであろう、
数少ない人物だと思います。
しかも原田先生は太一のことを小学生の頃から知っていますし、
また千早のこともよく知っている、ということを踏まえれば、
彼らの空気感を敏感に察知し、
太一がかるたから距離を置こうとしている真の理由を
彼が語らなくとも察してくれ、
ぐっ、とくる名言で太一を前向きにしてくれそうです!
む、まさこさん説に期待が高まってしまいました…!
ご意見、有難うございます!
>太一派のわたしとしてはここからの展開に期待です。
はい、
今回の終わり方は太一に対してあんまりにも切な過ぎますが、
一度底を打ったらあとは上がるだけと言いますし、
彼の底力はこれから発揮されると信じます!
このたびはご来訪頂き、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月 7日 (火) 22:50
musicasskyさん
お忙しい中、丁寧なお返事ありがとうございました。
musicasskyさんの冷静で客観的かつ論理的な所感に魅せられ、感嘆してしまいました。
特に、今回の告白の状況に対する洞察力、素晴らしいなと思いました。
〉新は袴(試合でしか千早と会えないこと、そして名人を目指す強い意思の象徴として)
〉太一は制服(かるた部をつくり、日常的に千早を、そして部を支え、学生の本分である勉学にも力を尽くしている象徴として)
まさしく、結末はこの状況から伺い知ることができるような気がします。
末次先生は、本当にどうしようもない恋を書きたいのだな、書いてらっしゃるのだなと思いました。「ちはやぶる ・・・・・・」の歌が歌われた背景や状況と「どうしようもない恋をする人」とを重ねて、書かれているのだなと思います。そして、その上で改めて主役は千早で、千早が中心にあるのだなとも思いました。今回の嵐を受けて、太一だけでなく、千早も大きく成長するのでしょうね。期待したいです。
投稿: Candy | 2014年10月 7日 (火) 22:59
初めて投稿させていただきます。海外在住で、女子コミで約2週間遅れで読んでいるので、今更の投稿お許しください。いつも、一人では読み取れない部分をこちらの深いご考察を楽しみに読ませていただいておりますが、今回は私も誰かと語り合いたく、書き込ませていただきます。
私は、今回の告白で、やっと太一が新と同じ土俵に上がる覚悟というか自信がついたんだな、と言う気がしました。まだ千早に受け入れてもらえないだろうということは、常に側にいて千早を見ている太一は百も承知でしょうが、高松宮杯で新が千早に告白したことを知り、菫ちゃんの助言もあって、自分も正々堂々と千早に想いを告げることで、これまで追う一方だった新と正面から立ち向かう決意の表れかな?と。また、部活を辞めるのも、千早に振られたからと言うより、手に入れたいものほど手放す「攻めがるた」で「ちは」を送ったように、一度、千早から離れる決意なのかな?と思いました。それから、あのキスは、縋ってくる千早に、言葉だけでは伝えきれない自分の想いを伝え、「お前には俺のこの想いを受け取れる準備はないだろう」と思い知らせてるような気がしました。なんにしろ、これで千早は新と、という風にはならないだろうし、もちろん、太一完全にがかるたと千早から離れることもないだろうと(希望的に)思っています。いずれにしても、この先の展開が楽しみです。こちらの洞察も楽しみに読ませていただきますので、これからもよろしくお願いいたします。
投稿: 太一ファン | 2014年10月11日 (土) 04:40
あゆ さま
あゆさん、こんにちは!
このたびはご来訪頂き、誠に有難うございました。
そしてレスが遅れまして大変申し訳ございませんでした!
>苦しい苦しいお話でしたね。
>苦し過ぎて、キスシーンも
>ちゃっかり優勝賞品もらっちゃったんだな!
はい。
太一杯の優勝賞品…太一、じぶんでゲットしちゃいましたね。
千早もじぶんで言っておきながら、
いざ奪われてしまったら超驚いている様子でしたが、
君が言ったのはそういうことだからね、と言ってやりたい!
しかしあの場面は、
お互いに対する想いはとても強いはずなのに、
悲しいほどにそれがすれ違ってしまっている現状を象徴していて、
あまりの切なさに心臓がぎゅう、となる感覚をおぼえますよね…。
>きっと太一が机君や肉まん君に相談したのも
>今後の千早のフォローだと思う。
>太一、いい男過ぎるよ!
ザ・A型長男的な!(笑)
当方もあゆさんのおっしゃるとおりだと思います。
そして、太一のこの男前な行動は、
千早に太一の存在をより強く印象付けることになったのではと思います。
ただ、3年男子は彼のこの行動を、
太一の“じぶんに対するけじめ”というふうに受け取っているでしょうけれど、
女子ズは本当の理由を知っているだけに、
千早への対応が微妙になったりしないかな、と少々心配になってしまいます。
かなちゃんは中立的にこの状況を理解してくれるハズ、と思いたいですが、
それでも太一の頑張りをそばでみてきた人ですので、どうかなあ…と。
部が負のスパイラルに陥らなければいいのですが。
>ここで太一を救うのは菫ちゃんであって欲しいなぁ
>彼女はかるたをやめずにやってきてるんだし、
>太一に喝を入れて(>人<;)お願いっ
そうなのです!菫ちゃん!
塩辛事件以降、太一の菫ちゃんに対する向き合い方には
変化が生じていると思うのです。
ですので、
彼女の言葉が今回太一の背中を押すきっかけのひとつであったように、
もう一度、菫ちゃんが太一を復活させるきっかけを作ってくれないかと!
ほんとうに菫ちゃんはいい子で、当方彼女が大好きです!
>浮いたり沈んだりを千早や太一と一緒にしていますー
当方もです!
感情移入してしまって先週は精神的に不安定でした。(笑)
あゆさんは大丈夫でしたか?
このたびはコメントを頂戴し、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月12日 (日) 05:26
太一ファン さま
太一ファンさん、こんにちは、はじめまして!
このたびは遠路はるばるご来訪頂き、誠に有難うございました。
いえ!
今回の衝撃はいまだ覚めやらず、
さらにこちらでは昨日単行本26巻も発売され、
再びあの衝撃を追体験しているといった状況です!
ですのでコメントを頂戴できて、とても嬉しいです。
有り難うございます!
>また、部活を辞めるのも、千早に振られたからと言うより、
>手に入れたいものほど手放す「攻めがるた」で「ちは」を送ったように、
>一度、千早から離れる決意なのかな?と思いました。
当方、太一が退部を決めたのは、千早のこともさることながら、
学年一位の成績からの陥落というこのたびの実力考査の結果を受け、
成績の保持を条件に部活を続けるという親(とじぶん自身)との約束に対する
“けじめ”としてそうしたのだろうと理解していました。
しかし太一ファンさんの、
“手に入れたいものほど手放して、かならず取ると勝負に出る”
という、“積極的な一時退却”という側面から
今回の太一の行動を見ることができるのではないか、という解釈は、
今後の物語に広がりが期待できるとても刺激的なご意見で、
はっ!Σ(゚Д゚;) となった次第です。
白波会のかるたを直系で受け継ぎ、
また名人戦で原田先生の「かるた道」を目の当たりにしたことが、
今回の彼の退部という決断に影響を与えているのでは?
…と考えた方がよりドラマチックですし、
彼のその決断の背景には、
“かならず取る”という強い意志があったはず、と見立てれば、
太一と新の立場が逆転する可能性がみえてくるな、と思いました!
>それから、あのキスは、縋ってくる千早に、
>言葉だけでは伝えきれない自分の想いを伝え、
>「お前には俺のこの想いを受け取れる準備はないだろう」と
>思い知らせてるような気がしました。
じぶんの想いはこういう想いであって、
千早、お前はどうなのか、と。
同じ想いで向き合えないのなら、
今の千早のじぶんに向ける愛情は
じぶんにとってただ残酷なものでしか在り得ない、と。
おお…。
太一ファンさんの大人の解釈、しびれます。
太一のこの行動が暗示するものは、
「愛情のすれ違い」に対する苛立ちだと思われますが、
このすれ違いの溝を埋めるには、
千早が太一のステージに上がってくるか、
太一が彼のパトスをフィリアに移行(あるいは昇華?)させるか…。
あえて千早を“手放すため”の儀式的象徴としてのキス。
それは一方で“かならず取ると勝負に出る”という
彼の決意が込められたものであって欲しいですよね。
>こちらの洞察も楽しみに読ませていただきますので、
>これからもよろしくお願いいたします。
いえ!
もう本当につたない内容でお恥ずかしい限りですが、
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。
このたびはコメントを頂戴し、まことに有難うございました。
またお時間のある際にお気軽にお立ち寄りいただければ幸甚です!
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月12日 (日) 05:41
からこ さま
からこさん、こんにちは!
こちらこそ、再度コメントを頂けて嬉しいです!
>でも、今回の嵐が引き金となって、
>2人に流れる好きの本当の正体がわかるといいな、
はい。
いまはまだ気付かれていない千早と新の互いを想う気持ちの源が
じつは恋心に源を発している、となれば、もうきゅんきゅんモノですよね~。
一方で未だ大人になりきっていない心身で誰かを精一杯大切に想うことは、
打算が無いだけに、知らずのうちに相手に辛い思いをさせることもあって、
その点においていま千早の想いと太一の想いは行き違っている状況ですが、
困難を乗り越えた愛情は絆を深めるといいますし、
千早は彼らの愛情にどのように応えてゆくのか…。
楽しみでもあり、怖くもあり、です!(;゙゚'ω゚'):
ラブ方面ではまだまだ二転三転ありそうなちはやふるですが、
一緒にみまもってまいりましょう!
またお気軽にコメントを頂戴できれば幸甚です。
有難うございました。
投稿: musicassky (りぶろ) | 2014年10月12日 (日) 22:52