沖縄知事選:「公約違反」響く 仲井真さん

毎日新聞 2014年11月17日 00時51分(最終更新 11月17日 08時42分)

支援者にあいさつを終え足早に陣営事務所を離れる仲井真弘多さん=那覇市で2014年11月16日午後8時32分、和田大典撮影
支援者にあいさつを終え足早に陣営事務所を離れる仲井真弘多さん=那覇市で2014年11月16日午後8時32分、和田大典撮影

 沖縄知事選で、辺野古移設推進を訴えて3選を目指した仲井真弘多(なかいま・ひろかず)さん(75)の陣営は、落選という結果に重苦しい雰囲気に包まれた。那覇市の陣営事務所で仲井真さんは支持者らを前に「思いもよらない結果となった。ひとえに私の力不足。不徳のいたすところで申し訳ありません」と敗戦の弁を語った。

 報道各社のインタビューには「全く想像外、全く考えもしない結果というふうにしか申し上げられない」と話した。

 前回知事選で「県外移設」を公約に再選しながら、任期途中で辺野古移設推進に転じたことで浴びた「公約違反」批判を最後までかわせなかったが、影響を問う質問には「私はみじんも公約を変えたとは一言も言っておりません」とぶぜんとした表情。今後については「今は選挙で負けたというリアルなあれがない。明日以降考える」と語った。

最新写真特集