アナウンサー日記バックナンバー
No.261:2007年 10月22日〜10月28日

▼2007年10月22日(月)「今度は室内飛行機に・・・」(赤城 敏正)
組み立て中
完成した飛行機を手に
完成した飛行機
 以前グライダーを組み立ててから(2005年絵日記参照)この作業が気に入り、その後、初級・中級と何機か組み立ててみたのですが・・・、今度は「超軽量」の室内飛行機にチャレンジしてみました。バルサ材を用意して、設計図を描いて・・・というのも大変なので、まずはキットの購入。今回も狸小路の「中川ライター店」へ。子供の頃から何度も足を運んでいる店なのですが、いくつになってもドアを開ける時のワクワク感は変わらない店です。目的のキットは店の奥にありました。

  さて組み立てですが、グライダーは「設計図を見ながら骨組みを作り、翼に紙を貼る」作業なのですが、こちらは「設計図の上にフィルムをピンと張り、その上に骨組みを貼っていく」作業。全体の重さも数グラム。ちょっとした力加減で折れたりと悪戦苦闘の末、作業開始から4時間後にようやく写真のような姿になりました。重心の調整目的のテスト飛行もバッチリ。ところが一回目の飛行で、ドアにぶつかり修復不能に・・・。うーむ、次はもう少し長い時間飛べるように、しっかり作りますよ。その前に、飛行させる部屋を掃除することが先かな。障害物が多すぎて。

▼2007年10月23日(火)「恒例・秋のフェリーツアー!」(関 博紀)
飛騨高山の町並み
コスモス咲く 白川郷の秋
高山の温泉で乾杯!
フェリーの大浴場から見る太平洋は格別!
お馴染み船上ライブ! 皆で歌いました
 先日、リスナーの皆さんと一緒に岐阜県の飛騨高山、白川郷、馬籠・妻籠を巡ってきました。
いやぁ、天気も良くて、楽しくて、最高の旅でした。
海外旅行がもてはやされる昨今、国内旅行の良さが忘れられがちですが、古き良き日本の風情に浸る経験は何よりの清涼剤になりますね。
中山道の宿場町である馬籠・妻籠は、まさに時代劇の中でしか見ることのない町並み・街道が21世紀の今もそのまま残っていて、新鮮な感動を覚えました。
柿が実り、キンモクセイ香る飛騨高山や白川郷といった“民話の世界”のような町を、みたらし団子でも食べながら散策する楽しさは格別。
「もう1泊しようよ!」そんな言葉がこだましました。
そして僕のツアーのもうひとつの目的は「船旅の良さ」を知ってもらうこと!
行きは飛行機でしたが、帰りは豪華フェリー。
船旅といえば“ヒマ”!逃れようのないヒマな時間を太平洋をノンビリ眺めながら転寝するも良し、本を読むのも良し、大浴場でジャグジーに浸かるも良し…これこそ究極のスローライフ!
勿論、ラウンジショーや映画上映、カフェテリアなど至れりつくせりで、苫小牧に帰着したあと、そのまま乗船して名古屋に引き返したい気持ちになりました。
実は今、楽しみにしていた旅が終わってしまい、ちょっと傷心気分なんです。
トホホ…(涙)。

▼2007年10月24日(水)「優勝の瞬間を全道へ!」(川畑 恒一)
ドーム内中継席より
小谷野選手と工藤選手
森本選手と稲葉選手
 やりましたね、ファイターズ。リーグ優勝に続いてクライマックスシリーズ(CS)も制して正真正銘のV2達成!今年もこの歓喜の瞬間を実況席から全道にお届けできる幸運に恵まれました。

勝てば日本シリーズ進出、負ければヒルマンファイターズ最後の一戦となってしまう大一番。白シャツに青ネクタイというファイターズカラーの勝負服でいざ実況席へ。
本番前に鼻をかんだら鼻血が噴き出したほどの興奮状態です。
しかし選手たちは浮き足立つことなく、いつも通りの野球で、ファイターズがパ・リーグNo.1チームであることを証明してくれました。

祝勝会後は、インタビュータイム。森本選手や稲葉選手、小谷野選手、工藤選手などが、HBCラジオの特設ブースで喜びの声を聞かせてくれました。

今回のCSは1、3、5戦目の実況を担当し3連勝。現在、シーズン後半から、実況担当試合は5連勝中です。この勢いで、日本一達成の瞬間まで勝利実況を続けます!

▼2007年10月25日(木)「ウ〜・マンボ〜!」(卓田 和広)
漁の様子
マンボウが捕れました!
水揚げされたマンボウ。水槽があったら飼いたいくらい・・・
色々捕れて相方の小橋亜樹ちゃんも大満足!
イカの食べ放題。美味しかった〜!
 先日「Hana*テレビ」の取材で函館に行った。
今回は「函館湯の川オンパク」というイベントの特集だったのだが、そのプログラムのひとつ「定置網漁業体験!南 かやべバスツアー」に参加した。
このツアーは、北海道定置網漁業発祥の地である南かやべで定置網漁を見学体験できるというものであるが、この日の海はあいにくの荒れ模様。立っているのも大変という激しい揺れの中、漁場に到着。さあ、いよいよ定置網の引き揚げである。
この時期はサケ、ホッケ、ブリ、イカなどがよく捕れるらしいが、たまにマグロとか大物も掛かるとか。いったい何が入っているんだろう!期待が高まる中、ついに網が引き揚げられた。
お〜っ!入ってる入ってる!ホッケ、ブリ、イカ、イシダイやツブも・・・色々な魚が交じっていてまるで宝袋のようだ。するとその中に、水族館でよく見掛ける愛らしい姿が・・・何とマンボウだ!小柄なマンボウだったのでちょっと可愛そうではあったが、引っ掛かってしまったものは仕方ない。よく見るとマンボウが5〜6匹入っていた。
さて、陸に上がると今度は昼食タイムである。獲りたての魚の刺身などが食卓に乗るのだが、さっきのマンボウは・・・乗っていない。ホッとしたような、ちょっぴり残念なような・・・マンボウは身自体はあまり美味ではなく、アンコウのように肝と身を「とも和え」にして食べることがある程度で、基本的には食さないとのこと。
その代わり、ここでのランチの目玉「朝イカ食べ放題」を堪能した。あとはその日捕れたものによってメニューが変わるそうだ。
詳しいことは、来週月曜(29日)のHana*テレビをご覧頂きたい!

▼2007年10月26日(金)「ラグビーフェスティバルで日本のラグビーの窮状を
救え!!?・・・初めての試みは彼我のフットボールに対する決定的な溝を
埋めることはできるのか??」(内藤 克)
ラグビーフェスティバルが楽しみ、手伝いも多かったけど。&大人も一緒にミニラグビー。
ミニラグビーの様子。走りは大人顔負けの子どもも&ミニラグビーの出番待ちの子ども
ワンダラーズ・ジュニアの面々、12歳から16歳だって&ワンダ対札幌選抜、攻めるのは札幌
ワンダ対札幌選抜、ボールへの集まり方がきちんとしているワンダ&ワンダ対北海道選抜、何か雰囲気が楽しそうなんだなぁワンダは。
北海道クラブ選手権「OTARU RFC対釧路ラガー」小樽が圧勝!&東日本トップクラブリーグ「サッテツ対三鷹オールカマーズ」サッテツ、わずかの1点差で涙!
東日本トップクラブリーグ「北海道バーバリアンズ対高麗(こうりょう)クラブ」  フォワードで勝つ&東日本トップクラブリーグ「北海道バーバリアンズ対高麗(こうりょう)クラブ」試合後は握手
高校ラグビー「北斗対遠軽」試合直前の緊張感、しびれるなぁ&高校ラグビー「北斗対遠軽」試合は前半北斗のペース。このラインアウトのリフティングは北見北斗考案と言われております
高校ラグビー「北斗対遠軽」試合は同点引き分け両チーム優勝。なれどトライ数で北斗全国へ。
 この内藤のアナ日記を皆さんが渋々読まれているときには、すでにラグビー・ワールドカップ決勝のイングランド対南アフリカは終了し、世界一の称号とカップ(これがボールを初めて持って走ったとされる伝説のプレイヤー、あるいは偉大な勘違い男?エリス少年の名前を取ってエリスカップと呼ばれている)は、南半球に戻り、つまりは南アフリカが優勝したのだが、日本はまた4年という長い風雪に耐えなければならない時を迎えているはずである。それにしても肉体ではなく精神がラグビーの中心から遠ざかっているのだろうか日本というチームか、そのチームを作っている土壌が・・・。
 ところで、ラグビーという言葉に一番最初に触れたのは何時だったろうか?ラグビーは?正確には「ラグビーフットボール」といわなければ事の根っこの部分には近づいていかないのだろうねぇ。それにしてもラグビーは同じフットボールを冠していてもアソシエーション(つまりサッカー)とは人気の度合いとしては格段の差が生まれてしまっているよね。よく言われるのは「わかりやすさ」の差だというのだけれど、確かに言えてるよなぁ。何しろ「手」で扱うことが多きく取り上げられた日本では「手」のラグビー、「足」のサッカーになっているイメージだし「前に投げてはいけない」だのサッカーと同じルーツの「オフサイド」と言う反則が「難しい」とされてしまっているから、それを整理してきた「サッカー」に大きく水をあけられてしまった感はある。でも、テレビの青春物のハシリはラグビー物だったじゃないか・・・夏樹陽介とか中村雅俊の最初もラグビーだったのに(駅のホームをはさんでボールをパスするのは素人目にみても不自然ではあったが。)、皆が「青春とはなんだ!!」(あれっ?これはサッカーの方??まぁ、いいか)と叫んでいたのに・・・トホホ。  まあ、そんなラグビーフットボールの良さ(どんなんだ?)を楽しんでもらおうと北海道ラグビーフットボール協会が9月の23日からの一連のイベントに「ラグビーフェスティバル2007 IN 月寒」とタイトルを付けて初めての試みを行いました。9月の23日・24日にはオーストラリア・レイクマコーリ市の「ワンダラーズ」というクラブチームのジュニアチームを迎えて交流試合をやり、24日午後からは東日本トップクラブリーグと北海道クラブ選手権トーナメント決勝の2試合、26日から29日は高校生ラガーマンの聖地「花園」を目指す高校ラグビーの南北北海道大会、30日は東日本トップクラブリーグの2試合。これをラグビーのイベントとしてまとめた形で楽しんでもらおうとフェスティバルとして位置づけました。
  23日には、「ラグビーボールで遊ぼう」というイベントもありラグビーの「ラ」の字も知らない初心者の子どもたちが遊んでいました。内藤は参加者にもらえる記念品(タオルかな)が欲しかったけど、子どもでも初心者でもないので指をくわえてみていました。ラグビーのボールは「楕円形で転がり方が不規則」などと要らぬ解説をつけたがる大人を尻目に子どもはボールを自由に扱えるのだなぁと鬼ごっこみたいな物をみながら感心していました。「芝生にボール、蹴飛ばしたり持ったりしながら遊び回る」のがフットボールの原点なんだと痛感します・・・やっぱ、ラグビー好きの理屈より子どもの歓声(感性かもしれない)のほうが素直でわかりやすい!!
  ワンダラーズ・ジュニアは今回12歳から16歳のチーム構成で来日して交流試合に臨んでいたのだが、ワンダラーズ・ジュニアのコーチいわく「日本のジュニアはハンドリング(ボールを手で扱うこと)が思った以上に上手い。」と感心していたようだ。オーストラリアではジュニアの試合はキッキングゲームが主体で、とにかく蹴ってそこへ走りこんでいく形がほとんどらしい。何かしら試合前にあったイベントに近い、鬼ごっこの少しルールの付いたものがベースかなと感じるのは内藤だけであろうか?そこから自由さとかフットボールに対する基本的な違いが生まれているかも知れないのだ、ってのは大袈裟すぎるかもね。しかし、ワンダラーズ・ジュニアと北海道のジュニアとの試合を見ていたら12歳の子どもですらきちんとタックルに行く(責任分担のあり方が明確なのだろうか、内藤としては反省しきり)、ボールの周辺に集まってきたときに何となくの間に形になる(プレイヤーがボールを意識して形いわゆるモールやラックを作る事が出来る)、ボールの活かし方が上手い(自分がもってタックルされたときや逆にタックルしての相手の倒した後のボールの扱い方)なんて、これはたいそうな大人のチームの試合を見ての感想ではなく12歳から16歳の目茶目茶強いというわけでもないオーストラリア・レイクマコーリ市のクラブチームのジュニアの試合をみてのことなのです。実際交流試合は、全て北海道のジュニアのチームが圧勝しているのです。が、それ以上に彼我のフットボールとしての根っこの違いをまざまざと見せ付けられた感がしてならないのです。これではいかんのや!!そうだオーストラリアの子どもを手先を器用にさせてしまおう!そうすれば・・・あれっ、もっと強くなってまうがな。
  東日本トップクラブリーグはクラブチームの頂点を目指して北海道からは北海道バーバリアンズとグループ違いでサッテツクラブがでて頑張っています。北海道バーバリアンズは東京のタマリバクラブに昨年も決勝で負ける悔しい思いをしているだけに雪辱に燃えております。これからがシーズンインなので、見かけたら応援してあげてください。赤と黒のジャージが決勝で勝てば日本選手権にも出られるのです。
  そして9月29日には高校ラグビーの決勝が行われ、北北海道代表には母校北見北斗が、遠軽高校と同点引き分けながらトライ数の差で選ばれる2校優勝、全国大会の出場権は北見北斗が得る劇的な幕切れとなりました。仕事の関係で後半の最後まで見れず、前半は北斗ペース、後半に入って遠軽がリード最後に同点となったのを地下鉄に向かう道路上で聞きました。OBとしてはハラハラしすぎるくらいでした、自分がプレーしていたときの方がよっぽど冷静なんだよね、これが。今までなら抽選でというのが頭に浮かんでくる訳ですが、同じ得点ならトライ数、ゴール数の順で多い方にと決められてから高校ラグビーでは初めてのケースではないかと思います。内藤が高校生のときに、あまり強くなく苦肉の策でジャンケンや抽選の練習を真剣にキャプテンやチームメイトでしていたら怒られてしまいましたがな・・・でも本当に真剣だったのだけど、運も実力のうちやで!!ここまで年取ってくるとわかるんや!!?そやろ同じ名前のボクシングの内藤さん、大きな反則があると相手の頭をずっと抑えていたギリギリのプレーもルールの内側に収まってしまうもんなんや、頭脳プレーやで、って手で頭をつかうことだったんだ。
  「ラグビーフェスティバル」は、これからも続けられるとのことなので、今度はラグビーをあまり知らない大人たちが月寒のふかふかとした芝生の上を、鬼ごっこのように無邪気にラグビーボールを追いかけているなんて企画がいいなぁ・・・というのも「小さい子どもが無理ならば将来子どもを作る若い大人をラグビー好きにしてしまえ大計画」の一環としては素敵でしょ!!

▼2007年10月27日(土)「秋サケ遡上」(船越 ゆかり)
橋の上から二匹
産卵してるかも
新聞記事にびっくり
 十月の初めのことでした。
我が家の近くの川にかかる橋の上にたたずむ人が何人も。
私もさっそくのぞいてみると、川の中に大きな魚の姿が見えるではありませんか。

サケです!サケが上ってきているのです!
十匹くらいはいたでしょうか。
二匹で寄り添うようにしているものもあれば、川底に身体をこすりつけるようにしているものもいる。
ここで産卵しているのかも、と大発見したような気持ちになっていたら、こんな新聞記事が。

「真駒内川には約30年前からサクラマスの稚魚を放流しているが、この秋は遡上するサクラマスが急増。産卵した場所が昨年の4倍近い156ヶ所で見つかった。川の傾斜を緩やかにして魚道をつける河川の整備が進んでいることが一因と考えられる。産卵床の上流でちょうど工事が行われており、土砂が流れて影響を与えないよう慎重に進められている。」

正しくはサクラマスだったんですね。真駒内公園にあるさけ科学館付近でヤマベを放流しているのは知っていましたが、親になって海から戻ってきているとは。
石狩川の河口から、40キロ以上も上流の住宅街までたどりついたサクラマスの旅。
親魚にはお疲れさま、次の世代の稚魚たちにはがんばれ、また戻っておいで、とエールを送った秋でした。

▼2007年10月28日(日)「紅葉とは愛称が良くないみたい・・・」(堀 啓知)
ニセコの紅葉だけど・・・
雲をかぶった羊蹄山
かぼちゃのアイス
牧草ロールと記念撮影
まっかり温泉
 先日、休日を利用してニセコに紅葉を観に行ってきました。
しかし、午前中は所用があったので午後1時半過ぎに札幌出発というスロースタート。
しかも、その日のコンディションが雨時々曇りという悪天候・・・。
無理をしなくても良かったのですが、次の休日の予定が埋まっていたこともあり、この日しか紅葉のピークに行けないということで強行しました。
今年の紅葉は「遅くやってきて早く終わってしまう」そうなので。
紅葉自体は綺麗だったのですが、現地に着いたのが午後4時ごろ、空は厚い雲に覆われていたので雰囲気が暗〜くなっていました。
残念・・・。
もちろん羊蹄山は中腹から雲に隠れていました。
でも楽しい思い出も。
ニセコ東山の近くにあるミルク工房というアイスクリーム屋さんで期間限定のかぼちゃのアイスクリームを食べました。
本当に甘いかぼちゃを食べているような濃厚な味でした。
ついでに、その敷地内に牧草ロールがあったので記念撮影(後ろにはしごがあって乗れるようになっています)。
帰りは「まっかり温泉」でゆったり露天風呂につかってきました。
そういえば、去年は休日に急遽仕事が入って紅葉を観にいけなかったし、一昨年は層雲峡に行ったのですが、強い雨が降っていたような・・・。
来年こそは紅葉リベンジかな。

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