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GDP速報値きょう発表 小幅な回復か11月17日 5時04分
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ことし7月から9月までのGDP=国内総生産の速報値が17日発表されます。
民間の予測では年率に換算した実質で2%台半ばの伸びとなっていて、消費増税の影響で東日本大震災の時を超える大幅な落ち込みとなった4月から6月と比べて小幅な回復にとどまる見通しです。
GDP=国内総生産は日本国内でどれだけのモノやサービスが生み出されたかを示す経済指標で、日本の経済成長の度合いを示します。公益社団法人の「日本経済研究センター」がまとめた民間のエコノミスト42人の予測によりますと、17日に発表される7月から9月のGDPの伸び率は、4月から6月までの前の期と比べて、物価の変動を除いた実質で平均0.62%、同じ伸びが1年続いた場合の年率に換算すると平均2.47%となっています。
これは2期ぶりのプラス成長となりますが、消費増税の影響で東日本大震災の時を超える年率換算でマイナス7.1%の大幅な落ち込みとなった前の期のGDPからは小幅な回復にとどまる見通しです。これについて、エコノミストは、消費増税の影響で物価が上がり家計の収入が目減りしたこと、さらに夏の天候不順が重なりGDPの6割を占める個人消費の回復が遅れていることなどを挙げています。GDPの速報値は17日午前8時50分に発表されます。