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88歳母と59歳妹ナゾの死亡…死亡届出さず減税給付金詐欺 息子夫婦起訴 和歌山地検
和歌山県有田市の民家で6月、女性2人の遺体が見つかった事件で、2人が死亡したことを隠して国からの給付金をだまし取ったとして、和歌山地検は26日、詐欺罪などで同市山地の無職、秋月幸一(67)と、妻の和子(67)の両被告=ともに別の詐欺罪で起訴=を追起訴した。
起訴状などによると、平成19年12月ごろ、敷地内で同居していた幸一被告の妹=当時(59)=が死亡したにもかかわらず、生存しているように装い21年3~4月、定額減税対策の給付申請を行い、1万2千円をだまし取ったとしている。さらに幸一被告は、20年1月ごろに死亡した母親=当時(88)=の死亡届を出さず、同様に2万円を詐取したとしている。